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河川の維持管理
大阪府では、154の河川(総延長777km)を管理しており、河川管理施設として、堤防や護岸に加え、2つの地下河川(管理延長20.9km)や、ダム・排水機場・地下調節池・水門等の維持管理を行っています。
河川管理施設は、洪水、高潮等による災害を防止し、府民の生命・財産を守るための重要な防災施設であることから、点検や調査、補修等を適宜実施し、その治水機能の確保に取り組んでいます。
河川管理施設の役割
堤防や護岸、床止めなどの河川管理施設の役割をご紹介します。
大阪府都市基盤施設長寿命化計画
大阪府では、高度経済成長期に集中的に整備された都市基盤施設について、これまでの点検、修繕などで蓄積されたデータを活用し、より一層、戦略的な維持管理を推進するため、「大阪府都市基盤施設長寿命化計画(平成27年3月)」を策定しており、河川の維持管理についても、当計画で定められた行動計画に基づき実施しています。
河川施設点検
大阪府では、年に1回、大阪府管理河川において、堤防や護岸など河川管理施設の保全状況を調査しており、施設の不具合の早期発見や、調査結果を踏まえ必要な対策を計画的に行うことで、災害の未然防止に努めています。
河道管理の考え方
大阪府では、河川内に土砂が堆積し、河川の断面を阻害(断面を狭めている状態)している箇所などを把握するため、定期的に測量調査を行っており、土砂の堆積状況に加えて、川沿いの市街化の状況や氾濫時の影響も考慮し、優先度を定めて計画的に堆積土砂の対策を行っています。
対策の実施にあたっては、単に堆積土砂を撤去するだけではなく、撤去した土砂を川底が低下した箇所へ埋め戻したり、川の流れを阻害する樹木の伐採を併せて行うなど、効果的・効率的に対策を進めています。
調査により把握した河川ごとの土砂堆積や川底の低下傾向等については、「河道特性マップ」を作成し公表しています。