ここから本文です。
河川管理とは
河川は色々な役割を持っています。一つは水害から私たちの生活を守るという防災上の役割です。
また、川の水を水道やかんがいに使用したり、河川敷を公園・運動場などに開放することにより公共のための利用に供する役割を持っています。
河川がこれからの役割を果たせるよう、調和のとれた河川管理を行うため、河川は、「河川法」という法律に基づき管理されています。
具体的な管理
河川施設の維持管理
川には、堤防、水門、堰、樋管など色々な施設があります。(「河川管理に必要な基礎知識」参照)
これらは、洪水から私たちの生命や財産を守るなどのとても大切な役割を果たしています。
そのため、河川巡視などを通して維持・管理に努めています。
水上からの河川パトロール(神崎川)
水質・水量の管理
水質が悪くなると、水道水などの生活用水だけでなく、農業、水産業、工業などにも大きな影響や被害を及ぼします。
水質事故対応や啓発活動などによって、綺麗で豊かな河川を目指します。
洪水時の水害を防ぐ
大雨などで、川の水かさが極端に増していく状態を「洪水」と呼びます。
このような時には「水防」体制をとり、堰、水門、排水機場などの治水施設を総合的にコントロールして、
氾濫などの被害を防ぐため24時間体制で活動しています。
河川利用のための許認可
河川は基本的には自由使用です。
魚釣りや散歩など府民の皆さんが自由に利用することが出来ます。
ただし、河川の水を大量にくみ上げたり、河川敷を独占的に使用する場合はあらかじめ「許認可」が必要です。
このような許認可を行うことにより河川の管理を行っています。
また、大阪府では、開発に伴う指導も行っています。
宅地造成等の開発を行うと水害や土砂災害の危険性が増すため、開発に伴う河川への負担軽減のため
開発許可等に際して開発事業者に対し調整池の設置などの指導を行っています。
真澄寺調整池(高槻市)