ここから本文です。
安威川ダム
安威川ダム
安威川は大阪府の北摂地方に位置し、その源を京都府亀岡市竜ヶ尾山(標高413m)に発し、山地部を南流し、途中、茨木川、大正川などと合流しながら大阪府北部の高槻市、茨木市、摂津市、吹田市、大阪市を流下し、大阪市東淀川区相川、吹田市高浜地先で神崎川に合流する流域面積163km2、河川延長32kmの一級河川です。
安威川ダムは、昭和42年に発生した北摂豪雨災害を契機に半世紀以上もの期間をかけて、令和5年度に完成しました。
位置 | 大阪府茨木市 生保 |
形式 | 中央コア型ロックフィルダム |
堤高 | 76.5m |
堤頂長 | 337.5m |
提体積 | 222.5万m3 |
湛水面積 | 0.81km2 |
総貯水容量 | 1800万m3 |
ダム標準断面図
計画高水流量配分図
都市近郊型のダム
安威川ダムは、全国でも珍しい都市近郊型のダムであり、ダムの上から下流域の市街地を眺めることができます。
ダムの周辺では、「安威川ダム周辺整備基本計画」に基づき、「ダムパークいばきた」などの整備が行われています。
周辺と調和した美しい景観の創出
ダム堤体の一番外側を覆うように施工された巨石(ロック材)は、”リップラップ”と呼ばれ、ダムの表面を保護する役割を持っています。
巨石の隙間は小さな石で間詰していますが、安威川ダムでは、間詰の高さを巨石より20cm程度下げることで陰影を生み出し、重厚感ある特徴的な仕上げを施すことで、恵まれた自然風景やダム湖面と調和した新たな景観を創出しています。
自然環境に配慮した取組(フラッシュ放流)
ダムは大雨時に下流の洪水被害を軽減する効果がありますが、同時に日頃の雨による川の増水も減らしてしまうため、下流河川の環境が変わってしまう懸念があります。
そのため、ダムから一時的に放流量を増やす「フラッシュ放流」を行うことで、人工的に川が増水する状況をつくり、川のよどみの解消や川底の小石、土砂の移動などを起こし、自然の川の環境に近づけます。
|
|
フラッシュ放流実施予定日などの詳細はこちらから
安威川ダムについて、より詳しい情報は「安威川ダム施策」(茨木土木事務所)へ!
ダムパークいばきた
安威川ダム周辺にある公園施設「ダムパークいばきた」の詳細はこちらから