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第5回近畿圏パーソントリップ調査(平成22年度実施)
第5回近畿圏パーソントリップ調査
国土交通省、近畿圏の府県・政令市等で構成される京阪神都市圏交通計画協議会(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)では、平成22年10月から11月にかけて、「人の動き」を調査する「第5回近畿圏パーソントリップ調査(交通実態調査)」を実施し、約35万世帯(うち大阪府8万世帯)、約74万人(うち大阪府18万人)の方からご回答(調査票の返送、Web回答)を頂きました。
大変多くの方々にご協力いただき、誠にありがとうございました。
この度、集計結果を「大阪府における人の動き」として下記のとおりとりまとめましたのでお知らせします。
集計結果
パーソントリップ調査の概要
パーソントリップ調査とは
パーソントリップ調査(パーソン=人、トリップ=動き)とは、「どのような人」が「いつ」「どこから」」「どこまで」「どのような目的で」「どのような交通手段を利用して」動いたのかについて調査し、人の1日の動きのすべてをとらえるものです。
人の動き(地域別や交通手段別などの交通実態)を総合的に把握する唯一の調査であり、交通計画、道路計画、防災計画などの検討のための基礎資料として活用されています。
人の1日の動きの例
第5回調査の特徴
京阪神都市圏では昭和45年に第1回パーソントリップ調査を実施し、その後10年間隔(昭和55年、平成2年、平成12年)で実施してきたところです。
平成22年度に実施した第5回調査は、社会情勢の変化(少子高齢化の進行、産業・職業の就業構造の変化、都市圏への人口集中など)による影響を把握するため、(1)調査圏域を近畿全域(2府4県)に拡大、(2)休日調査を平日調査と同規模で実施、(3)移動困難者に関する設問の追加、など新たな取り組みを実施しています。
調査の時期
調査は、平成22年10月から11月にかけて実施しました。
調査の対象(対象者と圏域)
近畿全域(2府4県)にお住まいの方のなかから無作為に抽出させていただいた世帯の構成員(5歳以上)の全員を対象にしました。
用語の説明
パーソントリップ調査 |
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トリップ |
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トリップとトリップエンド |
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生成量 |
ある地域に居住する人が行うすべてのトリップをその地域の生成量(単位:トリップ)と呼びます。 |
生成原単位 |
ある地域に住んでいる人が行う1日1人あたりの平均トリップ数です。 |
発生量、集中量 |
ある地域から出発するまたは到着するトリップをその地域の発生量(単位:トリップ)、集中量(単位:トリップ)と呼びます。 |
発生集中量 |
ある地域から出発したトリップのトリップエンド数と、ある地域に到着したトリップのトリップエンド数の合計を、その地域の発生集中量(単位:トリップエンド)と呼びます。 |
トリップ目的 |
出勤・登校・自由・業務・帰宅に分けられます。自由は買い物、食事、レクリエーションなどの生活関連のトリップであり、業務は打合せ・会議、販売・配達、作業、農作業など仕事上のトリップです。 |
代表交通手段 |
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流動量、OD量、OD分布量 |
ある地域からある地域へ移動する交通量を流動量、OD量、OD分布量(単位:トリップ)等と呼びます。ODとは、Origin(出発地)-Destination(目的地)の略語です。 |
鉄道駅端末手段 |
出発地から鉄道駅(または、鉄道駅から目的地)までに利用した、主な交通手段を示します。鉄道を利用するまでにどの様な交通手段で移動しているのかを把握しており、この結果は駅前広場の整備計画などに用いられることがあります。 |
ご覧いただく上での注意事項
- 本調査では物の動きにかかわる貨物車や営業用車(営業貨物車、タクシーなど)の運行に関する交通は調査の対象外としています。
- 各図表の合計値や伸び、構成比の値は四捨五入のため、内訳数値から算出される値と一致しない場合があります。
- 第5回調査結果については、交通手段等で不明項目があります。