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更新日:2012年4月2日

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南河内地域の概要

南河内農と緑の総合事務所が担当する南河内地域は、富田林市、河内長野市、松原市、羽曳野市、藤井寺市、大阪狭山市、太子町、河南町及び千早赤阪村の6市2町1村で構成される。

この南河内地域(289.93平方メートル)では、大阪府内の約22%を占める農地3.073haが西の平坦部から東の山麓部にかけて広がり、なす、きゅうり、ぶどう(デラウェア)、いちじくの産地が形成されているほか、みかんなどの果樹、切り花や花壇苗などの花卉類、天王寺蕪・田辺大根・碓井豌豆などのなにわの伝統野菜などの栽培がおこなわれている。

また、東の山間部では、古くから吉野林業の流れをくみ、「河内林業」として密植多間伐の経営が行われている府内随一の林業地域となっている。

当事務所では、これら南河内地域の農林業の振興、農空間及び自然環境の保全に向け、「都市農業の推進及び農空間の保全と活用に関する条例」、「放置森林対策行動計画」等に沿って、次の取組を実施している。

農業については、生産性の高い農業経営を育成するため、ほ場整備、農道整備等の土地改良事業を実施し、農業生産基盤整備を進めている。

また、ため池改修等の農地防災事業や滝畑ダムの適正管理による災害の未然防止に努めるとともに、農空間保全地域での遊休農地解消の取り組みなどにより多面的機能を有する農空間の保全・活用に取り組んでいる。

さらに、農業経営の効率化、都市農業の健全な発展を図るため、大阪エコ農産物やなにわの伝統野菜などの大阪産(もん)の生産・消費拡大や直売所の経営指導等の地産地消を推進するとともに、大阪版認定農業者等の幅広い担い手の育成を図るため、鳥獣害対策や各種研修の実施、農業関連団体の育成指導等に努めている。

森林・林業については、森林が有する国土保全、水源涵養等の公益的機能の維持・増進を図り、府民の安全・安心を確保するため、治山事業や森林造成事業を実施している。

自然環境保全については、森林法や自然公園法等の関係法令に基づく指導規制を行っているほか、校庭の芝生化等の市街地の緑化推進に努めるとともに府民の森ちはや園地や長距離自然歩道ダイヤモンドトレールなど府民が身近で自然にふれあうことのできる自然公園施設の利用促進に努めている。

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