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南河内の自然情報(令和4年5月)
南河内の自然情報
5月~千早峠、下赤坂~
5月中旬、千早峠や下赤坂では山野では比較的ポピュラーな「ノウサギ」や「クサイチゴ」が見られました。
ノウサギ
我が国の山野では、昔から「ノウサギ」が暮らしており、唱歌「ふるさと」にも歌われているように、多くの人々に親しまれてきた動物です。
6~8cmほどある長細い耳が特徴の小柄な動物で、この大きな耳でいち早く敵の存在を知り、素早く動き、走るときには耳を倒して、丈夫な後足で跳躍します。
しかし、近年過密なスギ・ヒノキ林や、藪(ヤブ)のようになった雑木林が増えてしまい、遠くまで見通せるような広い場所が減少したため、近くの敵に気づくのが遅れたり、全力で走ることができないために捕らえられ、個体数の減少が懸念されています。
クサイチゴ
クサイチゴは生命力が強いため、野イチゴの中でもポピュラーな種類で、日当たりのいい草地や登山道などで比較的よく見かけます。背丈が20~50センチ程度と低く、枝葉も草木のような質感のためクサイチゴと呼ばれていますが、落葉小低木の樹木です。
野イチゴの花言葉は「幸福な家庭」、「恋愛成就」、「尊重と愛情」などで、海外でも縁起の良い植物とされています。ヨーロッパでは「Lucky&Love(幸運と幸せ)」、アメリカでは「Miracle(奇跡)」を運んでくれるという言い伝えがあり、日本でも育てる人が増えました。