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おおさかスマートエネルギープラン
大阪府・大阪市では、「おおさかスマートエネルギープラン」（2021年3月）を共同で策定し、エネルギー政策を推進しています。
これまで、府市では、2014年3月に共同で策定した「おおさかエネルギー地産地消推進プラン」（旧プラン）に基づき、再生可能エネルギーの普及拡大（地産）を中心に、地域特性に応じたエネルギーの効率的な使用（地消）など、エネルギー地産地消の推進を目的に、2020年度までの具体的な導入目標を設定し、様々な取組みを進めてきました。本プランは、旧プランの期間が満了することから、大阪府市エネルギー政策審議会の答申（2020年12月）を踏まえ、新たに策定したものです。
おおさかスマートエネルギープラン 地域の社会変革で豊かな暮らしと競争力向上を実現
本プランは、大阪の成長や府民の安全・安心な暮らしを実現する、脱炭素化時代の「新たなエネルギー社会」の構築を先導していくため、2030年度までに府市が一体となって実施するエネルギー関連の取組みの方向性を提示するものです。
おおさかスマートエネルギープラン おおさかスマートエネルギープラン（PPT：258KB） おおさかスマートエネルギープラン（PDF：1,178KB）
おおさかスマートエネルギープランの概要 概要（PPT：304KB） 概要（PDF：279KB）
府市が目指す「新たなエネルギー社会」
府民や事業者など関係者と連携してエネルギー関連の取組みを進めていくため、地域における「新たなエネルギー社会」の将来像を示します。
目標
大消費地・大阪において、府域における再生可能エネルギーの「地産地消」を推進するとともに、他地域との連携を含めた広域的な再生可能エネルギーの調達を促進することで、府域において利用される電気について、再生可能エネルギーの利用率を倍増することを目指します。
また、府民・企業・行政が連携し、脱炭素化に貢献する取組みを通じて、社会・都市全体でのエネルギー効率の向上を図り、大阪の成長を実現することを目指します。
対策の柱と施策・事業の取組方針
4つの対策の柱ごとに取組方針を示し、様々な施策・事業を推進していきます。
1 再生可能エネルギーの普及拡大
- 府域の導入ポテンシャルを考慮し、引き続き、太陽光発電の普及促進に力点を置き、その他の再生可能エネルギーも含めて、特に地域で需給一体的に活用されるものの普及促進の取組みを推進します。
- 府域における再生可能エネルギーの需要の創出に向けた取組みを推進します。
2 エネルギー効率の向上
- エネルギー使用量等の「見える化」を推進するとともに、省エネルギー機器・設備の導入促進、住宅・建築物の省エネルギー化、エネルギーの面的利用の促進の取組みを推進します。
- AI、IoT、ビッグデータなどのデジタル技術やナッジなどの行動科学の知見も活用し、家庭や事業者にとってメリットのある情報提供や社会規範の形成により、豊かさを感じられる省エネ型ライフスタイル・ビジネススタイルへの転換に向けた取組みを推進します。
3 レジリエンスと電力需給調整力の強化
- 地域の脱炭素化とも調和のとれる災害に強い自立・分散型エネルギーシステムとしての太陽光発電、燃料電池を含めたコージェネレーション、蓄電池等の普及促進の取組みを推進します。
- エネルギー供給の効率化や安定化に寄与するデマンドレスポンス（DR）やバーチャルパワープラント（VPP）など電力需給調整力の強化に向けた取組みを促進します。
4 エネルギー関連産業の振興とあらゆる分野の企業の持続的成長
- イノベーションの創出環境を整備するなど、蓄電池や水素をはじめとしたエネルギー関連産業の振興の取組みを推進します。
- 再生可能エネルギーの調達など事業活動を通じた脱炭素化を進める中小企業等の支援の取組みを推進します。
エネルギー政策の効果的な推進
府市は、エネルギー政策を効果的に推進するため、府民、民間事業者、市町村、エネルギー供給事業者等で構成する「おおさかスマートエネルギー協議会」を活用して、関係者とも情報を共有しつつ、意見交換を重ねながら、各主体の役割分担の下、地域におけるエネルギー問題の解決に向けた施策・事業を検討し取組みを促進します。
エネルギー関連の施策事業集（アクションプログラム）
エネルギー関連の施策事業集（単年度アクションプログラム）は、おおさかスマートエネルギープランに基づき、年度ごとに大阪府・大阪市が実施するエネルギー関連の施策・事業の概要、新規・継続の別、実施主体、予算額、実績などを取りまとめて公表するものです。
策定時における府民意見等の募集について（ご意見等の募集は終了しています）
- 府民意見等の募集結果について（2021年3月29日）
- 府民意見等の募集について（2021年1月29日）