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EMS用語集
環境マネジメントシステム(EMS)
「環境方針」及び「環境目的」、「環境目標」を定め、その目的・目標を達成するためのシステムのこと。
IS014001
ISOが制定した国際環境マネジメントシステムの規格である。
KES
京のアジェンダ21フオーラムが策定した、中小企業向けのシステム。
ステップ1とステップ2がある。
EA21
環境省が策定し、(財)地球環境戦略研究機関が運営する中小企業向けの簡易システムで、環境活動レポートの公表を求める。
目標として「二酸化炭素排出量」「廃棄物排出量及び総排水量」をコアとして要求する。必ずしも内部監査を要求しない。
エコステージ
旧UFJ総研を中心に民間立上をした環境経営サポートシステムで導入レベルからCSRまでの5段階の認証が特徴。
環境
大気、水、土地、天然資源、植物、動物、人及びそれらの相互関係を含む、組織の活動をとりまくもの。
組織内の「環境」から地球規模の「環境」をも包含した定義となっている。
環境側面
「環境」に何らかの影響を与える可能性のある、組織の活動または製品またはサービス。
エネルギーを消費する「OA機器の使用」、森林資源を消費する「コピー用紙の使用」などが該当する。
また、「環境配慮の計画を立てる」「環境に配慮した商品をつくる」「環境に配慮した商品を売る」「グリーン調達を推進する」などは、有益な影響をもつ(プラスの)「環境側面」である。
著しい環境側面
環境に与える影響の大きい、または、大きな影響を与える可能性のある「環境側面」。
環境影響
「環境側面」が“原因”とすれば「環境影響」はその“結果”の関係にある。環境にプラス(有益)の影響、環境にマイナス(有害)のいずれをも含む。
大気汚染、水質汚濁、騒音、振動、悪臭、地盤沈下、土壌汚染、生活環境の悪化、天然資源の枯渇、周辺の生態系・景観の悪化など多岐にわたる。
環境方針
組織のトップ(最高責任者)がつくるもので、環境に関する基本姿勢を示すもの。
「環境方針」は、行動のための枠組み、並びに「環境目的」及び「環境目標」を設定するための枠組みを提供する。
【例:大阪府庁の環境方針】(ワード:31KB)
環境目的、環境目標
- 「環境方針」の達成を目指すために「環境目的」、「環境目標」という形で展開する。
- 「環境目的」は、環境方針から導かれる環境の中長期的(数年間)な達成点として示すもの。
- 「環境目標」は、環境目的を踏まえ、各年度における達成点として毎年定めるもの。
環境パフォーマンス
“環境実績”あるいは“環境上の達成度”といった意味合いの用語。
例えば、使用するエネルギーの量、発生する廃棄物量など、組織が取り組む環境マネジメントシステム特有の測定可能なもので把握する。
内部監査
内部監査員が、環境マネジメントシステムの状況について行う点検。
目的はシステムの改善であり、運用できていない事項があった場合、その原因を追究してシステムの問題点を探し、システムの改善へとつなげていく。
手順
組織の活動を遂行したり、業務を最初から最後まで進めるために決められた方法のこと。
不適合
EMSの規格の要求事項に対する違反、法順守事項に対する違反のほか、組織の環境マネジメントシステムの要求事項に対する違反をいう。
是正処置
見つかった「不適合」の状態を修正したり、不適合の原因を除去し、再発を防ぐための処置のこと。
予防処置
不適合が起こりそうなときに、その原因を除去するために行う処置。
トップマネジメント
組織において「環境方針」を策定し、組織の環境マネジメントシステムを構築し、維持する最高責任者のこと。
レビュー
継続的改善に向けて、組織の環境マネジメントシステムを見直すこと。