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賃上げ一時金調査 令和2年【春季賃上げ】(詳細分析報告)
令和2年春季賃上げ 妥結状況【同一の組合による対前年比較】(詳細分析報告)
労働環境課は、今年の府内労働組合の春季賃上げの妥結状況について、前年からの妥結額等の動きを詳細に把握するため、「妥結額」、「組合員数」、「平均賃金」が把握できた同一の組合による対前年比較・分析を行いました。
【全体結果】
項目 |
令和2年 |
令和元年 |
対前年比 |
---|---|---|---|
妥結額 |
6,273円 |
6,459円 |
▲186円 |
賃上げ率 |
2.11% |
2.20% |
▲0.09ポイント |
※【加重平均(組合員1人あたり平均)】【調査時点:令和2年5月25日現在】【集計組合数:225組合】
【主な特徴点】
- 妥結額、賃上げ率とも2年連続で減少を示す。
- 企業規模別の妥結額では、大手、中堅、中小のすべての規模で減少を示し、特に中堅では対前年比約7%の減少を示す。
- 産業別の妥結額では、製造業において対前年比約6%の減少を示す。
調査対象及び集計方法、詳細な分析結果については下記をご覧ください。
【1】調査対象及び集計方法
本調査は、5月25日までに「妥結額」、「組合員数」、「平均賃金」が把握できた305組合(※)のうち、前年の妥結額についても把握できた225組合について、対前年比較及び詳細な分析を行いました。
(※)この305組合を対象とした加重平均結果については、6月8日公表の令和2年春季賃上げ要求・妥結状況(最終報)をご覧ください。
【2】調査結果の詳細分析【集計組合数:225組合】
(1)妥結額の状況
本年調査では、妥結額6,273円(前年:6,459円)と、対前年比186円減・2.9%減となり、前年を下回る結果となりました。
(2)企業(従業員数)規模別妥結状況
企業規模別の妥結額における対前年比較では、「299人以下(中小)」が、前年比215円減・3.9%減(令和2年:5,307円 令和元年:5,522円)「300から999人(中堅)」が、対前年比395円減・6.5%減(令和2年:5,704円 令和元年:6,099円)「1,000人以上(大手)」が、対前年比149円減・2.3%減(令和2年:6,448円 令和元年:6,597円)となりました。
(3)産業別妥結状況
産業別(大分類)における対前年比較では、製造業が6,115円(前年:6,510円)と、対前年比395円減・6.1%減、非製造業が6,429円(前年:6,408円)と、対前年比21円増・0.3%増となりました。
製造業では、「食料品・たばこ」において対前年比16.9%減、「金属製品」が同12.9%減、「機械器具」が同11.1%減と減少幅が大きくなっています。
非製造業では、「飲食店、宿泊業」において対前年比21.9%減と減少幅が大きくなっています。
発表資料のダウンロード
令和2年春季賃上げ妥結状況(詳細分析報告) 令和2年春季賃上げ妥協状況(詳細分析報告)(ワード:122KB) 令和2年春季賃上げ妥協状況(詳細分析報告)(PDF:328KB)