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こころの健康相談
統合失調症やうつ、不安障がいなどのこころの病は、高血圧や糖尿病など他の病と同じく誰でもかかる可能性がある病気です。
なかでも統合失調症は、約100人に1人の割合でかかる病気ですが、最近の医学の進歩により日常生活に支障のない生活への回復が治療によって可能です。
しかしながらこころの病の治療には医療に加え身近な人達のあたたかな支えと理解を欠かすことはできません。
保健所では、統合失調症やうつ病、高齢者のこころの健康、依存症(アルコール・薬物・ギャンブル等)などのこころの病気の相談をお受けしています。相談は予約制になっておりますので、事前にご連絡ください。
大阪府池田保健所地域保健課精神保健福祉チーム
電話:072-751-2990
※月曜日から金曜日午前9時から午後5時45分まで(土曜、日曜、祝祭日、年末年始を除く)
自殺対策について
全国の自殺者数は平成10年に3万人を超えて以後、毎年約3万人で推移し、大阪府も毎年約2千人前後の状態が続いていましたが、ここ近年、少しずつではありますが減少傾向となっています。
しかし、対策の継続が必要なことには変わりはありません。
大阪府では国の「自殺総合対策大綱」を踏まえ、「大阪府自殺対策基本指針」を策定し、自殺対策の強化を進めています。
池田保健所におきましても、こころの健康相談にとどまらず、うつ病治療に関する啓発パンフレットの作成や、管内関係機関による連絡会議の開催などを行い、自殺対策を進めていきます。
周産期のうつについて
出産前後は、概ね10から20%が産後うつになると推測され、自殺を含めた様々なリスクを抱えます。
産前産後のメンタルヘルス面でのサポートを強化することで、妊産婦の自殺を含めたリスク対策につながると考えられています。
妊娠中や出産後の女性やその相手が精神的に不安定になることは、決して特別なことではないのですが、自然経過にゆだねられる部分と見過ごしてはいけないリスクのある部分があります。出産前後の女性やその相手と赤ちゃんに対して、家族の方々や地域・関係機関が適切な支援を提供できるような地域づくりを保健所は支援していきたいと考えています。
池田保健所では、平成27年度に、出産前後の女性本人及び、家族・地域・関係する機関の人々など幅広い方々に対して、「周産期のうつ」に関する啓発リーフレットを作成いたしました。
下記よりダウンロードしてご利用いただけます。ぜひご活用ください。
「産前産後はなんか、しんどい・・・」(平成27年2月発行)
依存症対策について
特定の物質や行為を「やめられたくてもやめられない」状態を、依存症といいます。
アルコールや違法薬物、処方薬といった「物質への依存」と、ギャンブル等、インターネット、ゲーム、買い物、万引きなど、行為や過程にのめりこんでしまう「プロセスへの依存」などがあります。保健所でもご相談を受けています。
大阪府池田保健所地域保健課精神保健福祉チーム
電話:072-751-2990
※月曜日から金曜日午前9時から午後5時45分まで(土曜、日曜、祝祭日、年末年始を除く)
精神保健福祉についての啓発・まちづくり
こころの健康についての正しい知識の啓発、社会的偏見や誤解をなくし、地域で生活していけるまちづくりの推進し、早期発見と早期治療を図り、精神障がい者の自立と社会参加を促進しています。