魅力あふれる移管校紹介第8弾 「理想の学校をともに創る 大阪府立桜和高等学校」(きょういくニュース 第249号 1ページ)

更新日:2023年1月11日

大阪府立桜和高等学校について

校舎外観 本校は、令和4年4月に扇町総合高校・南高校・西高校を統合して開校した新しい学校であり、「高い志を持ち、次世代の大阪を創生する人材の育成」を教育目標に、主体的に学ぶ力・コミュニケーション力・課題解決力・情報活用力・未来を切り拓く創造力の5つの力を身につけるための学習活動を展開しています。
 本校の教育文理学科では、これまで3校で実施されてきた大学及び産業界との連携をさらに充実させ、より実践的な学習を通じて探究学習を深化させています。そして、高大7年間の教育カリキュラムにおいて、大学で専門分野の学習を進めることで、より高度かつ専門的な知識技能を身につけた、次世代の大阪を創生する人材の育成をめざしています。

桜和高校1期生の取り組み

専門科目「教育探究」

教育探究の授業風景 専門科目「教育探究」とは、本校の教育目標である「高い志を持ち、次世代の大阪を創生する人」について考え、「より良い学校、より良い世の中のためにあなたは何ができるのか?」を追求し続けられる人になるための科目です。
 卒業時の目標は「桜和高校がより良い学校になるために、私は〇〇することができた。」と言えることをめざしています。「1人ができることは小さくても、240人集まれば桜和高校は大きく変わる」経験を通じて、「1人ができることは小さくても、たくさん集まれば世界は変わる」と信じて行動できる人材育成が「教育探究」の科目目標です。

教育探究「教育カフェ」

教育カフェの画像 問題解決力や未来を切り拓く創造力を磨くために「対話」を重視した学習を展開しています。相手の考えを理解するために傾聴力を鍛えるとともに、自分の考えもしっかりと伝えるようにしています。「もし自分が担任の先生なら、どんなクラスが理想か」、「理想の学校とは」について、意見を出し合い議論を行っています。未来の学校のあり方そのものについて議論を深めながら、学びを進めています。

教育探究「ビブリオバトル」

 「本を通して人を知る、人を通して本を知る」をテーマに、ビブリオバトルを実施しています。
 ビブリオバトルは、自分の好きな本を相手に紹介し、本を通して相手を知ること、相手を通して自分が出会っていない世界を発見することを目的としています。
 「“よい”話し方・聞き方とは」を全体で協議し理解した後に取り組むバトルでは、回を重ねるごとに“よさ" を意識した姿勢が随所に見られるようになっています。

グループで話し合う生徒たち

教室全体の写真

生徒の手元の写真

教育探究「地域探究」

 「地域に根づいた学校」をめざし、オープンスクールに参加する中学生に本校がある北区を紹介するパンフレットを作成するプロジェクトを行っています。最初の授業では「パンフレットに掲載したいもの」についてブレインストーミングを行い、共同作業に適したデジタルホワイトボードアプリ「Jamboard」を活用し、アイデアをグループで共有。次に調査計画を立て、夏期休業中に調査を実施し、多くの施設・企業・商店の方々に協力をいただきながら、独自の視点で分析を行い、調査報告と作成したパンフレットを発表しました。

パソコン画面

プレゼン

プレゼン

教育探究「spin-off企画」

スピンオフ企画の写真 毎週金曜日の昼休みに1階サテライト教室前ピロティにおいて、ゲストを招き校内外のさまざまなジャンルのプレゼンテーションを行っています。多彩なプレゼンテーションに触れる機会を設け、自身の能力向上をめざすことや、校内外での活躍を発表する機会を設けることを目的として開催しています。本校の1年生からプレゼン実行委員会ボランティアを募り、当日の司会進行と運営の準備を行います。今回は夏休みに教育探究で行った課題「地域探究」の代表がプレゼンテーションを行いました。
 3回目の開催ということで、発表内容が充実してきており、見学者も増加しています。「大阪の未来を切り拓くアイデア」がここから生まれることを信じています。

教育探究「The Egg 15」

TheEgg15の写真 The Egg 15 は、今後、教育探究で進める創造的 (教科横断型) な模擬授業の計画・実践を目的とした取組みです。生徒は自ら設定した授業テーマに基づく授業の構成を教員と共に行ない、模擬授業を実施しました。生徒の間で高評価であった授業は、15分という短い時間内で、内容・学び・楽しさの三拍子が揃ったものであり、受講及び見学した生徒だけでなく、我々教員にも新たな発見となるアイデアを提供してくれる内容でした。

高大連携教育

大阪教育大学

大阪教育大学の学生との交流 本校は、開校前から大阪教育大学と連携して教育内容を協議し、総合的な探究の時間・特色ある教育活動・国際交流などの教育支援プログラムを開発してきました。
 令和4年7月14日に、インド、エストニア、ガーナ、クウェート、クロアチア、ケニア、パキスタン、ミャンマー、メキシコ出身の10名の教員研修留学生と交流会を実施しました。各国の文化・風習・魅力・課題について、出身国の衣装・アクセサリー・小物・写真を用いて英語で紹介しました。
 同年9月12日の2回目の交流会では、1回目の交流会で紹介した内容を基に考えた、魅力を発信する方法や課題解決に向けて自分たちが実践できる内容について、英語でプレゼンテーションを行いました。発表内容について教員研修留学生とディスカッションを行い、互いの魅力や課題についてこれまでと違った視点でとらえることができるようになりました。

大阪成蹊大学

連携協定調印式の写真 本校と大阪成蹊大学は、それぞれの教育理念を尊重しながら、教育・研究のさまざまな分野において連携協力し、相互の活動の充実・改善を図り教職員及び学生・生徒の資質向上に努めています。生徒の大学における学習機会や大学生が教育現場を体験する機会を相互に提供し、生徒と大学生や高校教員と大学教員の交流を促進しています。

桃山学院教育大学

調印式の写真 本校と桃山学院教育大学は、教育・研究に関する相互支援や教職員・学生・生徒の相互交流、施設・設備の教育的利用を通じて、相互の教育・研究の進展と社会の発展に努めています。大学からは、新たに学習指導要領に位置付けられた「探究」に関する助言・サポートを受け、本校では大学生の実習やインターンシップの受け入れ、大学教員の研究への協力などを予定しています。

四天王寺大学

調印式の様子 本校と四天王寺大学は、相互の教育の充実・発展のため連携・協力しています。大学生を対象とした、高校現場における実習やインターンシップの実施、大学における高校教育に関する研究活動の支援、大学入学を見据えた本校の教育内容の充実について連携を図っています。

オープンスクール・学校説明会・個別相談会について

 オープンスクール等を次の日程で開催しますので、みなさまのご参加をお待ちしています。事前予約制で、感染症対策を徹底し本校生徒がご案内いたします。

  • オープンスクール日程
     第4回 令和5年1月14日(土曜日) 13時から16時
  • 学校説明会・個別相談会
    令和5年2月11日(土曜日) 9時30分から11時30分

※オープンスクールでは桜和高校1年生の約100名のボランティアメンバーが「生徒による学校説明」「教えて☆センパイ」「スクールツアー」「クラブ見学」「体験授業」など様々なイベントを通して、桜和高校の魅力を伝えます。

大阪府立桜和高等学校ウェブサイト(外部サイト)

相談風景1

相談風景2

全景写真

(教育振興室高校教育改革課)


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このページの作成所属
教育庁 教育総務企画課 広報・議事グループ

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