12月1日は「世界エイズデー」です。 令和6年度のキャンペーンテーマは「U=U 知ることから、もう一度。12月1日は世界エイズデー。」です。
「U=U(Undetectable=Untransmittable)」とは、HIV治療継続により、ウイルス量が検査で検出できない程度に最低6ヶ月以上継続的に抑えられている場合、性行為によって他者にHIVを感染させることはないことを意味します。
大阪府、政令市及び中核市で構成する「エイズ予防週間実行委員会」では、世界エイズデーを中心とする1週間を「エイズ予防週間」と定め、構成団体が一丸となって、次のとおりHIV・エイズに関する正しい知識等についての啓発活動を行いますのでお知らせします。
(1)エイズ予防週間実行委員会による取組
1.HIV・梅毒等検査紹介動画のSNS広告配信(11月7日から1月5日)
2.セレッソ大阪の試合会場での啓発ブースの設置
日時:2024年11月30日(土曜日) 11時30分から14時
場所:ヨドコウ桜スタジアム(大阪市東住吉区長居公園1-1)
3.レッドリボンの赤色で大阪城天守閣をライトアップ
日時:2024年12月1日(日曜日) 日没から22時まで
場所:大阪城天守閣(大阪市中央区大阪城1-1)
4.大阪エイズ啓発フェスティバル2024での啓発ブースの設置
日時:2024年12月7日(土曜日) 13時から18時
場所:大阪市中央公会堂(大阪市北区中之島1-1-27)
※大阪エイズ啓発フェスティバル2024について
第32回日本エイズ学会学術集会記念エイズ啓発イベント実行委員会主催
内容
・12月6日(金曜日)18時30分から20時30分
講演会「いのちの授業ー子どもたちの幸せを求めて」水谷修氏(夜回り先生)
・12月7日(土曜日)14時30分から17時
ジャズフェスとエイズ啓発トーク
(2)大阪府(保健所等)による取組
1.臨時検査(レディースデー検査)の実施
・女性スタッフによる女性専用の無料・匿名検査
・予約不要、先着50名までの受付
・採血から約60分で結果がわかります
日時:2024年11月25日(月曜日)18時から19時30分
場所:chotCAST(スマートらいふクリニック)
検査項目:HIV(受検必須)、梅毒、B型肝炎
2.ポスター掲示、啓発グッズの配架・配布
場所:各保健所、一部保健所管内の駅・教育機関・市役所・町役場等
3.世界エイズデーに関する情報発信や検査の呼びかけ・啓発
各保健所ホームページ、広報誌、ラジオ放送、メール配信等
※具体的な取組は、下記添付資料「世界エイズデー取組概要」をご参照ください。
【参考】
(1)世界エイズデー(World AIDS Day)とは
世界レベルでのエイズのまん延防止とHIV陽性者に対する差別・偏見の解消を目的に、WHO(世界保健機関)が1988年に制定したものです。
レッドリボンは、HIV/エイズに対する理解と支援を表す世界的なシンボルとして用いられています。
(2)大阪府における感染者の状況等
大阪府の2023年の新規HIV感染者報告数は63人、新規エイズ患者報告数は17人でした。
HIV感染者とエイズ患者の合計報告数に占めるエイズ患者の割合を表す「いきなりエイズ率」は21.3%となっており、第8次大阪府医療計画における目標値である20%以下に向けて更なる取り組みが必要です。
≪大阪府におけるHIV感染者・エイズ患者の報告数及び「いきなりエイズ率」の推移≫
※出典「感染症発生動向調査システム」より大阪府作成
(3)HIV感染症について
HIV感染症は、感染の早期把握、治療の早期開始・継続によりエイズの発症を防ぐことができ、HIVに感染していない人と同等の生活を送ることが期待できるようになっています。
近年では、HIV治療により、ウイルス量をコントロールできていれば、性行為によってHIVが感染することはないと確認されています。
感染に不安がある方は、すぐに検査を受け、早期発見・早期治療につなげましょう。
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