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令和6年度に大阪府内市町村において発生した高齢者虐待への対応状況等について取りまとめましたので、お知らせいたします。
なお、全国における高齢者虐待の対応状況につきましても、本日、厚生労働省より発表される予定です。
令和6年度高齢者虐待の状況(概況)[注 ページ数は関連資料における参照箇所です。]
1.養介護施設従事者等(※1)による高齢者虐待
〇相談・通報受理件数は、314件。(3ページ)
〇市町村が虐待と判断した事例は122件で、被虐待高齢者の総数は132人。(3、4、5ページ)
〇虐待の種別は、「身体的虐待」が87人と最も多く、次いで「心理的虐待」が34人、「介護等放棄」が16人、「経済的虐待」が11人、「性的虐待」が7人の順(重複あり)。(5ページ)
〇事例への主な対応状況として、介護保険法の権限行使による「報告徴収、質問、立入検査」を5件、「改善勧告」3件等を実施。この他、施設等に対する指導を市町村が127件、府が6件実施。(8ページ)
2.養護者(※2)による高齢者虐待
〇相談・通報受理件数は、3,829件。(8ページ)
〇市町村が虐待と判断した事例は1,460件で、被虐待高齢者の総数は1,487人。(9、10ページ)
〇虐待の種別は「身体的虐待」が941人と最も多く、次いで「心理的虐待」が546人、「介護等放棄」が258人、「経済的虐待」が253人、「性的虐待」が6人の順(重複あり)。(10ページ)
〇事例への対応状況として、虐待者から分離を行った事例が18.6%あり、その内訳は、「契約による介護保険サービスの利用」(34.1%)が最も多かった。分離をしていない事例は46.1%あり、その対応として「養護者に対する助言・指導」(60.9%)、「既に介護保険サービスを受けているが、ケアプランを見直し」(27.3%)等を実施した。(14、15ページ)
〇虐待等による死亡事例は6件、6人あった。(15ページ)
※1 養介護施設従事者等とは、「養介護施設」(特別養護老人ホームや有料老人ホームなど)又は「養介護事業」(訪問介護事業や通所介護事業など)の業務に従事する者をいいます。
※2 養護者とは、高齢者を現に養護する者をいい、家族、親族、同居人等が該当します。
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