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治水施設の活躍(平成27年台風11号)
治水施設の活躍(平成27年台風11号)
平成27年7月に日本列島に上陸した台風11号が日本海へ抜けたあと、大阪府内に雨雲が流れ込み、7月17日(金曜日)から18日(土曜日)にかけて寝屋川流域でも1時間雨量15mm前後の雨が長時間降り続く大雨となりました。
当工営所管内各地の雨量
雨量観測所 |
総雨量 |
---|---|
当工営所(大阪市城東区) |
203mm |
星田(交野市) |
213mm |
寝屋川治水緑地(大東市) |
203mm |
中竹渕橋(大阪市平野区) |
154mm |
新田大橋(東大阪市) |
179mm |
枚岡(東大阪市) |
165mm |
恩智川治水緑地(八尾市) |
160mm |
この降雨の影響で当工営所管内でも河川水位が上昇し、恩智川治水緑地などで雨水を貯留したほか、平成27年6月30日に供用区間が拡大したばかりの寝屋川北部地下河川や、平成27年3月に完成した西郷通調節池で過去最大の貯留量を記録するなど、各地の治水施設が貯留効果を発揮し、流域の浸水被害を軽減しました!
恩智川治水緑地での貯留の様子です。
西郷通調節池では、過去最大の30,724立方メートルを貯留しました。(左写真:平常時、右写真:今回の貯留時)
寝屋川北部地下河川の鶴見立坑での貯留の様子です。(上写真)
立坑の底から13.7mの高さまで貯まっており、シールドトンネルがすっかり隠れています。(下写真参照)
主な貯留実績(1,000立方メートル以上貯留した施設)
施設名 |
貯留量(立方メートル) |
容量(立方メートル) |
||
---|---|---|---|---|
遊水地 |
寝屋川市・大東市 |
寝屋川治水緑地 |
69,576 |
1,460,000 |
東大阪市・八尾市 |
恩智川治水緑地 |
218,622 |
890,000(一期のみ) |
|
東大阪市 |
花園多目的遊水地 |
9,782 |
320,000 |
|
流域調節池 |
寝屋川市 |
香里西調節池 |
1,417 |
8,000 |
御幸西調節池 |
15,595 |
20,000 |
||
守口市 |
大久保調節池 |
15,806 |
16,000 |
|
西郷通調節池 |
30,724 |
40,000 |
||
門真市 |
三ツ島調節池 |
1,205 |
24,000 |
|
一番町調節池 |
6,384 |
15,000 |
||
門真南調節池 |
17,141 |
35,000 |
||
地下河川 |
寝屋川北部地下河川 |
173,370 |
200,000(暫定) |
|
寝屋川南部地下河川 |
22,225 |
630,000(暫定) |
||
合計 |
581,847 |
|
※ 25mプールの容積を375立方メートルとして計算