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生活リズムって大事!大阪府内の3・4・5歳の子ども約6万人に調査しました!
このたび、本事業で実施した、子どもの生活習慣に関する事前調査の結果をとりまとめましたので、下記のとおりお知らせします。
調査内容
朝ごはんの摂取状況、起床・就寝時刻など、子どもの生活習慣に関する項目
実施期間
平成22年9月から10月の間
調査対象
大阪府内の幼稚園・保育所に通う3・4・5歳の子ども約6万人(回収率:約8割)
結果概要
事前調査の主要な質問項目に対する結果は、以下のとおりです。なお、男女別・年齢別(満年齢での分類)で分類しています。
(1)朝食の摂取
「毎日食べている」子どもは、男女ともに9割前後であり、その割合は年齢とともに微増しています。一方で、約1割の子どもが「毎日食べている」状況になっていません。
(2)朝の排便状況
- 人数割合が高いのは、「朝しない時の方が多い」であり、「朝しない」と合わせた割合は、男児が4割台、女児が4から5割とほぼ半数を占めています。
- 「毎朝する」と「朝する時の方が多い」を合わせた割合は、男児が2から3割台、女児が2割台となっています。また、その割合は、男児の方が女児より若干高くなっていますが、男女ともに年齢とともに増えています。
(3)夕食前(1時間以内)のおやつの摂取
- 「毎日食べる」と「食べる時の方が多い」を合わせた割合は、男女ともに2割台となっています。
- 人数割合が高いのは、「食べない時の方が多い」であり、「毎日食べない」と合わせた割合は、男女ともに6割前後となっています。
(4)夕食時刻
19時以降に夕食を食べる子どもは、男女ともに約5割と半数を占め、その割合は年齢とともに増えています。
(5)就寝前(夕食後)のおやつ・夜食の摂取
人数割合が高いのは、「毎日食べない」であり、「食べない時の方が多い」と合わせた割合は、男女ともに約7割となっています。一方で、「毎日食べる」と「食べる時の方が多い」を合わせた割合は、男女ともに1割台となっています。
(6)外遊びの時間(保育園・幼稚園にいる時間を除く)
- 保育園や幼稚園にいる時間を除いているため、全体的に外遊びの時間が短くなっていますが、外遊びが1時間以内の割合は、男児で7から8割、女児で8割強となっています。そのうち、「30分以内」の割合は、男女ともに5から6割と過半数を占めています。一方、「2時間超」の割合は、男女ともに5%前後と1割にも達していません。
- 男児の方が女児より外遊びの時間がやや長く、また、男女ともに年齢とともに外遊びの時間が長くなる傾向にあります。
(7)帰宅後のあそび(上位1位、2位[選択肢の中から多いものを3つ選んで回答])
- 男児では、「テレビ・ビデオ」が各年齢を通じて5割強と一番多くなっています。また、6歳児になると、「テレビゲーム」が3割強と2番目に多くなっています。
- 女児では、「お絵かき」が各年齢を通じて6割強と一番多くなっています。また、5歳児以降、「テレビ・ビデオ」が4割強と2番目に多くなっています。
(8)テレビ・ビデオの視聴時間
テレビ・ビデオを1時間30分以上視聴する子どもは、男女ともに6歳児では6割程度、特に「2時間超」は3割程度となっており、その割合は年齢とともに増えています。また、すべての年齢区分において、1時間30分以上視聴する割合は、女児より男児の方が高くなっています。
(9)就寝時刻
- 21時前に就寝する子どもは、男女ともに概ね1から2割いますが、その割合は年齢とともに減っています。
- 22時以降に就寝する子どもは、男女ともに3割弱いますが、年齢区分による違いはほとんど見られません。
(10)睡眠時間
- 10時間以上の睡眠時間を確保している子どもは、男女ともに5割強となっており、年齢区分による違いはほとんど見られません。
- 睡眠時間が9時間30分未満の子どもは、男女ともに2割強いますが、特に9時間未満の子どもが、1割弱います。
(11)夜10時以降の活動(上位1位、2位[選択肢の中から複数回答])
- 3歳児では、男女ともに「おもちゃでの遊び」が一番多くなっています。4歳児以降では、男女ともに「テレビ視聴」が一番多くなっており、その割合も年齢とともに増えています。
- 次いで、「きょうだいとの遊び」の割合が高く、男児では5歳児以降、女児では4歳児以降で2番目に多くなっています。
(12)起床時刻
- 7時前に起床する子どもは、男女ともに2割程度いますが、その割合は年齢とともに減っています。また、すべての年齢区分において、男児の方が女児より7時前に起床する割合が高くなっています。
- 8時以降に起床する子どもは、男女別・年齢区分を問わず約1割います。
(13)起床時の機嫌
- 「いつも機嫌がよい」と「機嫌のよい時の方が多い」を合わせた割合は、男女ともに6から7割程度ですが、年齢とともに増加しています。また、その割合は、すべての年齢区分において、男児の方が女児より高くなっています。
- 「いつも機嫌が悪い」と「機嫌の悪い時の方が多い」を合わせた割合は、男女ともに1割弱となっています。また、その割合は、男児は年齢とともに減っていますが、女児は年齢区分による違いはほとんど見られません。