厚生労働省及び大阪府では、9月24日から30日までを「結核・呼吸器感染症予防週間」(※)として、結核と呼吸器感染症全般に関する知識の普及啓発を実施します。
大阪府内においても、政令指定都市・中核市や関係団体と連携し、イベントやポスターの掲示、啓発グッズの配布などを行いますのでお知らせします。
※「結核・呼吸器感染症予防週間」とは
厚生労働省及び大阪府では、毎年9月24日から30日までを「結核予防週間」と定めて結核に関する正しい知識の普及啓発を行ってきましたが、近年、新型コロナウイルス感染症をはじめとする呼吸器感染症についてもその脅威が世界中で再認識されていることから、今年度から「結核・呼吸器感染症予防週間」として、結核と呼吸器感染症全般に関する知識の普及啓発を実施します。
取組みについて
(1)大阪府・大阪府保健所での取組み
・各保健所・駅構内等におけるポスター、パネルの掲示や、啓発グッズの配布を行います。
・一部の保健所ではデジタルサイネージの放映や地域のラジオ放送にご協力いただき、府民に対して知識の普及や啓発を行います。
・また、結核に関しては、市町村と連携して高齢者施設等へ啓発資材を配布するなど、結核予防と日頃の健康管理の必要性についてアピールするとともに、外国人技能実習生を受け入れる監理団体や日本語学校に対し、結核に対する正しい知識や予防意識の啓発を行います。
①イベント
「わくわくV.O.S.まつり&なぁなぁX線検査受けてる?~結核について学ぼう~」
日時:令和6年9月17日(火曜日)午前10時から午後3時まで
場所:イオンモール茨木(大阪府茨木市松ケ本町8-30)
共催:一般財団法人大阪府結核予防会
参加費:無料(事前申し込み不要です)
・結核クイズに答えると景品(数に限りあり)があります!
・もずやん、シールぼうや(結核予防会マスコットキャラクター)がやってきます!記念撮影をご自由にどうぞ。
②デジタルサイネージ
大阪モノレール モノビジョン
・大阪モノレールのドア乗降部の上部で30秒の動画が放映されます。
期間:令和6年9月1日(日曜日)から9月30日(月曜日)まで
共催:一般財団法人大阪府結核予防会
③その他の取組み
別添「令和6年度大阪府保健所における結核・呼吸器感染症予防週間取組概要」をご参照ください。
(2)政令指定都市・中核市との取組み
・大阪市、堺市、東大阪市、高槻市、豊中市、枚方市、八尾市、寝屋川市、吹田市と共同で結核・呼吸器感染症啓発チラシの作成を行い、ホームページに掲載する等啓発に活用しています。
(3)堺市と一般財団法人大阪府結核予防会の取組み
①イベント
日時:令和6年9月30日(月曜日)午後3時から午後4時まで
場所:南海電鉄「堺東駅」前(大阪府堺市堺区三国ヶ丘御幸通61番地)
堺市保健所感染症対策課と大阪府結核予防会堺複十字診療所が連携して啓発活動を行います。
・啓発物品(ポケットティッシュ)の配布
・堺市マスコットキャラクターのサカエルとシールぼうやも参加!(※雨天の場合は不参加となります)
(令和5年9月開催時の写真)
(4)一般財団法人大阪府結核予防会の取組み
①大型ビジョンによるCM
・大阪ミナミ道頓堀(トンボリステーション)と梅田(LINKS UMEDA)において、啓発のCMが放映されます。
期間:令和6年9月24日(火曜日)から9月30日(月曜日)まで
②施設内キャンペーン
期間:令和6年8月1日(木曜日)から9月30日(月曜日)まで
場所:一般財団法人大阪府結核予防会(大阪府大阪市中央区道修町4-6-5)
・ポケットティッシュ、うちわ、リーフレット等の配布
③その他の取組み
関連リンク「結核・呼吸器感染症予防週間(大阪府結核予防会)」をご参照ください。
結核・呼吸器感染症について
(1)結核について
大阪府の令和5年の新規登録結核患者数は1,145人で、平成25年から比べると半数以下に減少しましたが、令和4年の1,118人から27人増えました。また、結核罹患率(人口10万人あたり)は13.1(全国8.1)であり、全国一高くなっています。(詳細は下の関連ホームページ「2023年結核登録者情報調査年報集計結果について」(厚生労働省)参照)
結核の発生予防、まん延防止のためには、定期的に胸部エックス線検査等の健康診断を受けることや有症状時の早期受診が非常に大切であり、また府民の皆様が結核に対する正しい知識と予防意識をもっていただくことが重要です。
大阪府では、結核・呼吸器感染症予防週間を中心に、府内の政令指定都市や中核市の保健所と一丸となって、啓発活動等を行っていきます。
○新規登録結核患者数とり患率(令和5年)り患率:人口10万対
大阪府:1,145人(り患率:13.1) (全国:10,096人(り患率:8.1))
(2)呼吸器感染症について
インフルエンザや新型コロナウイルス感染症をはじめとする呼吸器感染症は、これまで大阪府においても大きな流行を繰り返しており、甚大な健康被害と社会活動への影響を引き起こしてきました。
呼吸器感染症のまん延を防止するためには、正しい知識と予防意識の普及が重要であることから、本府においても「結核・呼吸器感染症予防週間」を機に、様々な啓発活動を実施していきます。
○呼吸器感染症とは
上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)あるいは下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)を呈する感染症全般を指します。
(例)インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、RSウイルス感染症、マイコプラズマ肺炎など
○感染予防
呼吸器感染症から身を守り、周りに拡げないために、日ごろから基本的な感染対策を行いましょう。
感染予防には、こまめな換気、手洗い(手指消毒)、咳エチケットが有効です。咳症状がある時や、医療機関・高齢者施設を訪問する時は、マスクを着用しましょう。
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