内容 |
○と き 令和6年12月20日(金曜日) 午前11時45分から午後12時まで
○ところ 咲洲庁舎50階 迎賓会議室
○出席者 知事、副知事、儀典長、各部局長等
<儀典長の就任と大阪儀典室の設置>
【知事】
- 先ほど儀典長の辞令交付及び大阪儀典室の設置を行った。いよいよ大阪・関西万博開幕まで4か月を切り、年を越せば万博イヤーとなる。この間、各部局のみなさんに準備にあたってもらっているが、来年が本番の年になるので、素晴らしい万博を大阪で開催したい。
- 161の国や地域が参加するというのは過去の万博と比べて最も多い。国家元首や政府首脳、経済界などの多くのVIPがこの大阪の地を訪れることから、接遇機能を強化するという観点で大阪儀典室を設置し、儀典長には、植田元副知事にご就任いただいた。
- 植田儀典長におかれては、大阪府の副知事をご経験され、私が大阪市長時代には一緒に仕事もした。またルーマニア大使も経験され、現在も多方面で活躍されている中ではあるが、適任者であるということでお願いをした。
- 本日、大阪儀典室を立ち上げたので、皆さんとともに、最後の準備に取り組んでいきたい。またこの組織ができたことにより、各部局との横のつながりが非常に重要になってくる。その横のつながりを意識していただき、万博を成功させたいと思うのでよろしくお願いする。
<儀典長及び大阪儀典室長の紹介>
【儀典長】
- 大阪府では2013年から4年間副知事をさせていただいた。万博開幕までいよいよ4か月を切った。吉村知事のもと最高のおもてなしができるよう、最大限尽力していきたい。
【大阪儀典室長】
<年末のあいさつ>
【知事】
- 今年もいよいよ残すところあと少しとなった。1年間、それぞれの部局で大変なこともあったと思うが、部局長の皆さんのリーダーシップのもと、大阪府政の運営を進めることができた。この場を借りてお礼申し上げる。
- 振り返れば、1月の元日に能登半島地震が起こり、復興支援に担当部局やそれぞれの部局で尽力していただいた。能登の復興は今も続いている。ソフト面・ハード面において、府としても災害対応力を強化することも重要であり、そのノウハウの蓄積をお願いする。また、能登の子どもたちを万博に招待しようということで、ふるさと納税の仕組みもつくっているところ。能登の皆さんの支援をこれからもしっかりと実施していきたい。
- 6月には再生医療のポテンシャルを発揮するNakanoshima Qross(中之島クロス)ができた。9月にはうめきた2期の先行まちびらきが行われ、いずれも非常に大きなことだと思う。統合型リゾートIRについても、事業者が解除権を放棄し、大阪でIRが開業することがほぼ決定した。10月にはヘルスケアパビリオンが完成し、いよいよ万博が始まるなという思い。
- 年を越せば、万博イヤーとなる。各部局長の皆さんのマネジメントと日々の仕事が最も大切で、それが府民の生活の基盤となっているが、それに加えて、来年は万博を成功させる、そして素晴らしいものにする。それが大阪のさらなる発展や未来を切り拓いていくということにもつながる。
- 万博は大阪だけではなく、日本全体、ひいては世界の万博である。大阪が非常に重要な役割を担っているという認識のもと、万博を素晴らしいものにしていく。大変ではあるが、ぜひ皆さんと楽しくやっていきたい。そしてレガシーとして次の世代に残していけたらと思う。
- 万博もありながら、日々の業務もあるが、パワハラやセクハラがないようにしていただきたい。ハラスメントは職員のやる気を削ぐことになる。ルールをつくるだけではなく、魂を込める必要があり、魂を込めるのは、各部局長次第。もっと言えば、僕自身や副知事次第。職員の働きやすい職場をつくるため、トップがハラスメントは絶対だめだと心底思って運営をすれば、本心が職員に伝わる。ぜひ皆さんにはそこに力を入れていただきたい。
- 府庁に入った若手職員も含めて、いろんな選択肢がありながら、府庁を選んだというのは、大阪府を良くしたい、公共に尽くしたいという思いがあってのことだと思う。目的を遂行するための多少のハードワークには耐えられると思うが、それとは違う不正やおかしな権力の使い方、パワハラ、セクハラには職員は強烈なストレスを感じる。各部局長の態度、振舞いをみんなが見ている。ぜひ職員が働きやすい環境、力を発揮しやすい環境をつくってもらいたい。
- 最後に、仕事納めまでまだ少しあるが、年末年始はしっかり休養をとっていただきたい。一方で、その間も働いている仲間がおり、それで府庁が成り立っているので、そういった職員や部下に思いをはせながら、年末年始はゆっくり休養してもらい、年明けから万博イヤーとしてぐっと押し出してもらいたいと思うので、よろしくお願いする。今年1年お疲れさまでした。
≪以上≫
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