富田林土木事務所 松原建設事業所では、大和川線の事業概要や工事の進捗状況、主な課題と対応状況などについて、定期的に報告しています。第6号となる今回も、大和川線の進捗状況について報告します。
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10ロットのうち5ロット目までコンクリート打設が完了しました。 | 雨天で延期にもなりましたが無事ON(入口)ランプ側のコンクリート打設完了!! |
ランプシールド発進基地の防音壁が、7月上旬に完成しました。現在、シールドマシーンを据え付けるための発進立坑の地中連続壁を施工中です。
工程表
※ランプシールド1’から2の施工は本線シールド3を施工するまでに完成させておく必要があります。
No.1ランプシールド発進立杭 |
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ランプシールド発信基地の防音壁が7月上旬に完成しました。 | |
シールド工(仕上がり内径Φ8.0m) 掘進長=624.6m |
今後の予定
・10月からランプシールド発進立坑の掘削の着手予定です。
・No.2ランプシールド到達立坑は、9月から地中連続壁を着手予定です。
No.5発進立坑は、8月11日に5ロット目(約20m)まで躯体の構築を完了致しました。現在は、6ロット目の鉄筋を組み始めており、6ロット目掘削から作業効率の関係により有人掘削から無人掘削へ移行していきます。また、7月末からNo.4立坑(ニューマチックケーソン)の準備工に着手しました。
今後の予定
平成21年9月に6ロット目の生コンクリートを打設予定です。平成21年12月を目標に発進立坑を完成させ、平成22年夏頃に本線シールドの発進を予定しています。
本線シールドマシーンは現在製作中です。(製作期間:約24ヶ月)
ニューマチックケーソンとは…躯体下部に気密な作業室を設け、そこに地下水圧に見合った圧縮空気を送り込むことにより、気圧の力により地下水の浸透を防ぎながら掘削・排土を行い、ケーソンを所定の位置まで下げる方法。シールドトンネルなどの発進立坑だけでなく、橋りょうや建物の基礎あるいは地下鉄や地下道路のトンネル本体として広く活用されています。 |
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外寸 36.1m×25.2m 深さ42.5m 内寸31.1m×19.2m 深さ39.0m 掘削 40,100m3 |
ニューケーソン工法施工工程アニメーションはこちらから [その他のファイル/19.92MB]
アニメーションをご覧になるには、PowerPointまたはPowerpointviewerが必要です。Powerpointviewerのダウンロードはこちらから
有人掘削【GL(地盤面高さ)からGL−25m】
躯体下部にある作業室に人が入り、掘削を行います。掘削作業を行うにあたり、作業室に圧縮空気が満たされるためマンロックで加減圧を行ってからマンシャフトを通って作業室に出入りします。4気圧(GLから約40m下)下で作業を行うとなると、加圧に約3時間、減圧に約3時間、計6時間加減圧にかかり、作業時間はわずか1時間程度となってしまいますので最適作業効率を計算し無人掘削に切り替えて掘削を行います。
無人掘削【GL−25mから】
地上の遠隔操作室から作業室内の掘削状況をテレビモニタとコンピュータグラフィック及び計測管理情報を確認しながら7台のケーソンショベルを遠隔操作し掘削します。
地上遠隔操作設備 ケーソンショベル(掘削機械)
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今後の予定
・順次掘削及び覆工、山留支保作業等を行っており一部で南側地中連続壁の打設をしています。
・No.6立坑は、現在八次掘削中(約20m)
このページの作成所属
都市整備部 富田林土木事務所 道路グループ
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