有毒植物による食中毒

更新日:2022年8月22日

有毒植物にご注意ください

例年、有毒植物を誤って食べたことによる食中毒が全国で発生しており、中には死亡事例もあります。
山菜採りの際だけでなく、家庭菜園などでも発生しており、身近な植物や野菜にも有毒なものがあるため注意が必要です。

有毒植物による食中毒を防ぐために

食用の野草と確実に判断できない植物は、
絶対に「採らない」「食べない」「売らない」「人にあげない」でください!!

  • 山菜に混じって有毒植物が生えていることがあるため十分注意してください。
    新芽や根だけで種類を見分けることは困難です。食べられる種類かはっきりとわからないものは絶対に食べないでください。
  • 家庭菜園や畑などで、野菜と観賞用の植物を一緒に栽培しないでください。
    観賞用の植物の中にも有毒なものがあります。
  • 食用の植物だと思っても、植えた覚えのない植物を食べないでください。
    食用の植物によく似た有毒植物が自生している可能性があります。

※万一、野草を食べて体調が悪くなった場合は、直ちに医療機関を受診してください。

食用と間違えやすい有毒植物の例

有毒植物の例の画像です。
画像:厚生労働省リーフレット「有毒植物に要注意」 [PDFファイル/811KB]から抜粋

このほかにも食用の植物に似た多くの有毒植物が存在します。

有毒植物の詳細については、自然毒のリスクプロファイル(厚生労働省)(外部サイト)をご覧ください。

府管内で発生した有毒植物による食中毒事例

スイセン類による食中毒

令和4年8月、大阪府内の家庭において、スイセン類の球根を調理して喫食したことによる食中毒が発生しました。
スイセン類の葉はニラやノビルに、球根はタマネギに似ていますが、これらには毒成分であるアルカロイドが含まれているため、絶対に食べないでください。

スイセン類の詳細については、自然毒のリスクプロファイル:高等植物:スイセン類(厚生労働省)(外部サイト)をご覧ください。

ヒョウタンによる食中毒

平成25年7月、大阪府内の小学校において、ヒョウタンを喫食したことによる食中毒が発生しました。
食用ではないヒョウタンには、苦味成分であるククルビタシン類が多量に含まれているため、絶対に食べないでください。

ヒョウタンの詳細については、自然毒のリスクプロファイル:高等植物:ユウガオ(厚生労働省)(外部サイト)をご覧ください。

ジャガイモによる食中毒

平成25年6月、大阪府内の小学校において、ジャガイモを調理して喫食したことによる食中毒が発生しました。
ジャガイモの芽や緑色の皮、未熟なジャガイモには、毒成分であるソラニン類やチャコニン類が含まれているため、これらを完全に取り除いて食べてください。

ジャガイモの詳細については、自然毒のリスクプロファイル:高等植物:ジャガイモ(厚生労働省)(外部サイト)をご覧ください。

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このページの作成所属
健康医療部 生活衛生室食の安全推進課 監視指導グループ

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