夏対策!海に潜む食中毒菌 腸炎ビブリオ食中毒を防ごう

更新日:2022年10月12日

腸炎ビブリオとは

  • 海(河口部、沿岸部など)に生息する
  • 塩分を好み、真水に弱い
  • 増殖が速い(37℃前後であれば10分で倍に増える)
  • 低温(4℃以下)ではあまり増殖せず、加熱に弱い

原因となる食品

  • 魚介類の刺身や寿司、魚介類加工品
  • 手指や調理器具を介して二次汚染された食品(漬物、塩辛など)

症状

  • 食品を喫食後、10時間から24時間で激しい腹痛、下痢などの症状を引き起こす
  • 一般に重症化することは少なく、数日で治ることが多い

発生要因

  • 食品の不適切な温度管理(長時間の室温放置など)
  • 原材料の汚染
  • 原材料、調理器具、手指などからの二次汚染
  • 加熱不足

※ 実際の食中毒事例では、複数の要因が重なって食中毒が発生しています。

予防方法

  • 魚介類は真水でよく洗う
  • 調理後、できるだけ速やかに食べる(2時間以内)
  • 短時間であっても、魚介類などは冷蔵庫に保管する
  • 加熱調理する場合は、中心まで十分に加熱する(60℃10分間の加熱で死滅)
  • 魚介類を扱った手指や調理器具はよく洗う

食品の規格基準

腸炎ビブリオ食中毒の主な原因食品である生食用鮮魚介類などについては、次のとおり規格基準が設定されています。
食品等事業者の皆さまは、この基準を遵守してください。

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このページの作成所属
健康医療部 生活衛生室食の安全推進課 監視指導グループ

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