NaIシンチレーションサーベイメータを用いて、作業場内1箇所、敷地境界4箇所で、受入前1日1回(5日間)、受入中1回測定を行いました。
受入中に測定した測定値と受入前に測定した平均値(バックグラウンド)の差が、基準(0.19マイクロシーベルト/時未満)を満たしていることを確認しました。
測定地点 | 受入前の平均値 (最小値−最大値) 【バックグラウンド】 (a) | 受入中 (b) | バックグラウンド との差 (b)−(a) | 基準 |
事業場内 | 0.05 (0.05-0.05) | 0.05 | 0.00 | バックグランドとの差が0.19未満 |
敷地境界(東側) | 0.11 | 0.10 | -0.01 | |
敷地境界(西側) | 0.12 | 0.11 | -0.01 | |
敷地境界(南側) | 0.11 (0.11-0.12) | 0.11 | 0.00 | |
敷地境界(北側) | 0.11 (0.11-0.12) | 0.11 | 0.00 |
作業場内1箇所、敷地境界4箇所で、受入前1回、受入中1回測定を行いました。
測定結果が、基準(10本/L以下)を満たしていることを確認しました。
測定地点 | 総繊維数 (受入前) | 受入中 | 基準 | |
総繊維数 | 電子顕微鏡法による アスベスト繊維数(*) (検出下限値) | |||
事業場内 | 0.45 | 1.8 | N.D. (0.11) | 10以下 |
敷地境界(東側) | 0.11 | 0.056 | − | |
敷地境界(西側) | 0.22 | 0.056 | − | |
敷地境界(南側) | 0.11 | 0.11 | − | |
敷地境界(北側) | 0.17 | 0.11 | − |
※試料採取日:受入前 平成24年11月16日
受入中 平成24年11月24日
※総繊維数とは、長さ5マイクロメートル以上、幅3マイクロメートル未満で、かつ、長さと幅の比が3対1以上の繊維状物質を計数したもので、ロックウールやグラスウールなど、アスベスト以外の繊維も含んでいます。
※N.D. : Not Detected ・・・ 検出せず、検出下限値未満であったことを示します。
(*)電子顕微鏡法によるアスベスト繊維数については、下記を参照ください。
⇒測定結果の詳細については、こちらをご覧ください [PDFファイル/225KB]
アスベストの測定は、環境省の「アスベストモニタリングマニュアル(第4.0版)」に基づくもので、大気中に浮遊している、長さ5マイクロメートル以上、幅3マイクロメートル未満で、かつ、長さと幅の比が3対1以上の繊維状物質を計数した結果(総繊維数)であるため、ロックウールやグラスウールなど、アスベスト以外の繊維や繊維状のほこりなども含む値となっており、その結果が1本/リットル以下の場合は、そのままの数値をアスベスト調査結果(総繊維数)として示し、1本/リットルを超える場合は、電子顕微鏡により、アスベスト繊維の確認を行うこととなっています。
積替施設事業場内の測定結果が総繊維数で1.8本/リットルという、1本/リットルを超える測定結果となっていますが、これは、ロックウールやグラスウールなどのアスベスト以外の繊維や繊維状のほこりなども含むものであり、実際のアスベスト大気環境濃度は、これよりももっと低いものと考えられること、府の処理指針で定めた基準(10本/リットル)を十分に下回っていることが確認できたことから、大阪府では、大阪市の舞洲工場において焼却処理を行うことについて、アスベストに関する問題はないと判断したものです。
なお、その後、積替施設事業場内の測定結果に関し、電子顕微鏡によるアスベストの確認を行った結果、クリソタイル、アモサイトなど、いずれのアスベストも「検出せず(N.D.)」という結果になっています。
アスベスト種類 | アスベスト繊維数(検出下限値) |
---|---|
クリソタイル | N.D.(0.11) |
アモサイト | N.D.(0.11) |
クロシドライト | N.D.(0.11) |
トレモライト | N.D.(0.11) |
アクチノライト | N.D.(0.11) |
アンソフィライト | N.D.(0.11) |
※ N.D. : Not Detected ・・・ 検出せず、検出下限値未満であったことを示します。
⇒測定結果の詳細については、こちらをご覧ください [PDFファイル/99KB]
アスベストに関するご心配についての説明はコチラ
このページの作成所属
環境農林水産部 循環型社会推進室資源循環課 施設整備グループ
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