○大阪府では、これまでホームレスの自立支援施策を府と市町村の広域連携により推進してきました。3期目となる本計画は、「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」(平成14年8月7日法律第105号)に基づき、国の「ホームレスの自立の支援等に関する基本方針」(平成25年7月31日厚生労働省・国土交通省告示第1号)と府域のホームレスの状況を踏まえ、ホームレスの自立支援施策を総合的に推進することを目的に策定するもので、計画期間を平成26年度から30年度までとしています。
府域のホームレス数はこれまでの施策の取り組みにより大幅に減少しました。しかし、失業等により住居を喪失した「ホームレスになるおそれのある者」からの相談の増加や、ホームレスの高年齢化・長期化、「路上生活から脱却したものの再びホームレスとなった者」の把握の増加など、状況は変化しています。
こうしたホームレスを巡る環境の変化や課題を踏まえ、より効果的な支援の実施を目指し、以下のような取り組みを計画に位置付けました。
・ホームレスになるおそれのある者を「ホームレス巡回相談指導事業」の支援対象とするとともに、「ホームレス緊急一時宿泊事業」の取り組みを推進し、支援体制の充実を図ります。
・施設管理者との連携をより強化し、ホームレスの早期把握、早期支援の体制の充実を図ります。
・「ホームレス巡回相談指導事業」において、ホームレス等の個々のニーズや課題に応じた伴走型支援を実施します。
・広域的な連携や個々のケース会議を通じて社会資源の活用を図り、相談支援体制の構築を図ります。
・地域における見守り支援等のネットワークを構築し、再路上化防止に向けた支援体制の充実を図ります。
なお、府と市町村の連携体制を維持するとともに、福祉をはじめ、保健医療、雇用就業、住宅等各方面の施策に関わる関係機関の連携を図り、施策を推進していきます。
※読み上げソフトに対応するため、上記ファイル【全文】「図表置き換え版」では、図形式で貼りつけている図表をテキストデータに置き換えています。
このページの作成所属
福祉部 地域福祉推進室地域福祉課 地域福祉支援グループ
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