府立近つ飛鳥博物館　秋季特別展「発掘された日本列島2024」を開催

詳細

　1995年（平成7年）に始まった「発掘された日本列島」展は、今年で30回目を迎えました。大阪府では10年ぶりの開催となる「発掘された日本列島」展は、近つ飛鳥博物館と弥生文化博物館の合同で開催いたします。近年の発掘調査で出土した文化財や、調査で明らかになった最新の研究成果をご覧いただけます。
　また、同時に開催する当館の地域展では、国史跡指定から30周年を迎えた一須賀古墳群と府内の関連遺跡をとりあげます。当館の周辺に広がる一須賀古墳群は、約250基の古墳が確認された群集墳です。ミニチュア炊飯具や金属製装身具などの副葬品から、朝鮮半島からの渡来人、もしくは渡来人と関わりの深い人たちの古墳とみられています。出土品と近年の研究成果から、一須賀古墳群の被葬者をより詳しく考えてみたいと思います。
　
　
会期　令和6年10月5日（土曜日）から12月8日（日曜日）まで
会場　近つ飛鳥博物館　地階特別展示室
開館時間　午前10時から午後5時まで（入館は午後4時30分まで）
休館日　毎週月曜日（月曜日が祝休日の場合は開館し、翌火曜日に休館）
入館料　一般 650円 [520円]、65歳以上・高大生 450円 [360円]
　中学生以下・障がい者手帳をお持ちの方とその介助者1名は無料
　（ ［　］内は20名以上の団体割引料金）

○関連行事
（1）講演会
　「発掘された日本列島2024」展に出陳された資料を所蔵されている自治体や発掘調査の担当者にご講演いただきます。

各回共通
・会場　地階ホール
・定員　150名（申込不要）
・参加費　無料（ただし、当日の入館手続きが必要です。午前10時より受付にて整理券を配布します）
　
第1回　地域展特集
・講師　
　森本　徹氏（公益財団法人大阪府文化財センター）「渡来人と移動式カマド」
　平井洸史氏（奈良県立橿原考古学研究所）「一須賀古墳群の渡来系集団―棺と装身具にみる実像―」　
・日時　10月27日（日曜日）　13時30分～15時40分
　
第2回　新発見考古速報特集
・講師
　村田裕介氏（公益財団法人元興寺文化財研究所）「菅原遺跡の発掘調査について」
　村山　卓氏（公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団）「栗橋宿跡関連遺跡群～よみがえる近世の宿場町～」
・日時　11月10日（日曜日）　13時30分～15時40分

第3回　我がまちが誇る遺跡特集
・講師
　高橋美鈴氏（余市町教育委員会社会教育課）「余市町大川遺跡～北の文化ヒストリー～」
　文挾健太郎氏（藤岡市教育委員会文化財保護課）「モノづくりが繋ぐ交流と信仰―群馬県藤岡市の歴史文化の特性―」
・日時　11月30日（土曜日）　13時30分～15時40分
　
　
（2）土曜講座
・講師　久永雅宏（当館学芸員）　「列島展陳列品を深堀る―中核展示と一須賀古墳群―」
・日時　11月23日（土曜日・祝日）　14時00分～15時00分
・会場　地階ホール
・定員　150名（申込不要）
・参加費　200円（当日の入館リーフレット、もしくは年間パスポートの提示で無料となります）
　
　
（3）弥生・近つ＜交換＞講演会
・講師　河原秋桜氏（弥生文化博物館）「大阪に伝来した龍―弥生博地域展のみどころ～」
・日時　10月13日（日曜日）14時00分～15時00分
・会場　地階ホール
・定員　150名（申込不要）
・参加費　無料（ただし、当日の入館手続きが必要です）
　
　
（4）現地見学会「史跡指定30周年記念・一須賀古墳群をめぐる」
・日時　11月17日（日曜日）13時30分～16時00分
・行先　一須賀古墳群内
・定員　30名（事前申込が必要。応募多数の場合は抽選）
・参加費　300円
・申込　往復はがきによる事前申込が必要です。11月1日（金曜日）必着〆切。
　※詳しくは近つ飛鳥博物館のホームページをご覧ください。
　
　
（5）展示解説
・開催日　10月5日（土曜日）、10月19日（土曜日）、11月2日（土曜日）、11月3日（日曜日・祝日）、11月23日（土曜日・祝日）、12月1日（日曜日）
・時間　各回とも14時00分～14時30分　※11月23日のみ15時00分から15時30分
・会場　地階特別展示室
・定員　なし（申込不要）
　
　
○アクセス
公共交通機関をご利用の方
　近鉄長野線「喜志」駅または「富田林」駅下車、
　バス「近つ飛鳥博物館前」行終点下車、東へ約600m。

自家用車をご利用の方
　博物館直近に駐車場があります（80台、無料）
　隣接する近つ飛鳥風土記の丘にも駐車場があります（30台、無料）