平成25年中における府内の刑法犯少年の検挙・補導人員は、前年に比べて減少したものの、非行少年グループによる社会の耳目を集める凶悪犯罪が発生し、ひったくりや路上強盗等の街頭犯罪で検挙・補導される少年の人員が全国最多である等、少年非行情勢は依然として予断を許さない状況にあります。
【刑法犯検挙・補導人員および少年の占める割合の対比グラフ】
大阪 全国
【刑法犯検挙・補導人員および少年の占める割合の対比表】
・ 犯罪少年 犯罪行為をした14歳以上の少年をいう。
・ 触法少年 刑罰法令に触れる行為をした14歳未満の少年をいう。
・ 少年の占める割合 刑法犯で検挙(成人を含む)又は補導した人員のうち、刑法犯少年の占める割合をいう。
● 刑法犯少年の検挙・補導人員は6,402人で、前年に比べ1,379人(−17.7%)減少しました。
● 犯罪少年(−18.1%)・触法少年(−16.7%)のいずれも減少し、成人を含む総検挙・補導人員に占める少年の割合も3.9ポイント減少しました。
【刑法犯検挙・補導人員学職別の状況】
● 学職別の検挙・補導人員では、中学生の占める割合が50.2%と最も高く、依然として非行の中心となっています。
【街頭犯罪(7手口)検挙・補導人員に占める少年の割合】
● 表外( )の数字は、少年の検挙・補導人員の対前年比較
● 街頭犯罪の検挙・補導人員は、1,773人で前年に比べ421人(−19.2%)減少しました。
● 成人を含む街頭犯罪の総検挙・補導人員に占める少年の割合は56.6%と、依然として少年が6割前後で推移しています。
【法令別の状況】
● 法令別では、軽犯罪法違反が294人(前年比+1.0%)と最も多く、次いで迷惑防止条例違反76人(前年比−26.9%)となっています。
・ 少年の福祉を害する犯罪とは、児童買春や児童ポルノ等の少年の心身に有害な影響を与え、健全な育成を大きく阻害する犯罪のことをいいます。
【福祉犯罪の送致状況】
・ その他では、未成年者喫煙禁止法などを計上
● 福祉犯の送致人員は、623人で前年に比べて25人(−3.9%)減少しました。
【福祉犯罪の被害少年の学職別の状況】
・ 表中の( )は女子数を示す。
● 福祉犯被害で保護した少年は551人で、前年に比べ23人(−4.0%)減少しました。
このページの作成所属
福祉部 子ども家庭局子ども青少年課 非行防止対策グループ
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