花粉症はスギ、ヒノキ、イネなどの花粉が原因で起こるアレルギー疾患の総称です。年齢が上昇するとともに増加し、20から40歳ごろにピークがあります。6人にひとりは花粉症であると言われるほど多く、代表的な症状として、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、流涙などがあります。飛散する花粉の量により症状の強弱がありますが、花粉の飛散が多い年でも、適切な予防策や治療をおこなうことで、症状をかなり軽減することができます。花粉症対策には、まず花粉症について正しい知識を持つことが大切です。
晴れて気温の高い日や風が強い日は花粉が多く飛散します。
大阪府における花粉の飛散状況は、以下のホームページより知ることができます。
◆ 茨木保健所
◆ 藤井寺保健所
◆ 泉佐野保健所
花粉が鼻や目の粘膜に付着し、これに対して体が過剰な反応を起こすことが花粉症の発症メカニズムです。
このため、花粉が鼻や目に入ることを防ぐ(減らす)ことで症状の軽減(発症防止)が図れます。
・花粉の飛散が多い日は外出を控える
・マスクやメガネの着用(花粉の侵入を1/2から1/6に減らします)
・洗顔やうがいの励行
・帰宅時に玄関で花粉を落とす(滑らかな衣類の着用も有効です)
・規則正しい生活をおくる
などが挙げられます。
花粉症では、症状が出る前や発症早期からの投薬が症状軽減に有効です。症状の強さや部位は人により異なるため、治療にあたっては主治医に現在の症状(予防的治療を行なう際は例年の症状)を詳しく伝える必要があります。大阪府では花粉症を治療する際に適切な医療機関が選択できるよう、大阪府医療機関情報システムを通じて、医療機関に関する情報を提供しており、アレルギー専門外来を設置している医療機関等の検索も可能です。
※ 検索例
(1) 「診療科目から医療機関を探す」からアレルギー科、眼科、耳鼻咽喉科等が診療科目の医療機関を検索
(2) 「いろいろな条件で医療機関を探す」から専門外来>アレルギー専門外来を検索
大阪府では、最寄の保健所において花粉症に関する相談に応じています。花粉症に関する質問・相談がありましたら最寄の保健所にご相談ください。
◆ 医療従事者等向け情報(厚生労働省)
◆ 環境省花粉情報サイト
◆ アレルギー疾患対策の推進に関する基本的な指針について [PDFファイル/106KB]
・別添1 [PDFファイル/331KB] ・別添2 [PDFファイル/113KB]
このページの作成所属
健康医療部 保健医療室地域保健課 疾病対策・援護グループ
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