植物工場は、野菜等の植物を農地とは異なる場所で、季節を問わず生産できる新しいシステムです。
食料の安定供給が可能となることから、内外の注目が近年急速に高まってきており、 国内でも稼動している施
設が増えつつあります。
例えば、大阪府立大学では、植物工場で栽培された野菜がキャンパスでサンドイッチに使われ販売されており
「地産地消」も試みられています。(府大産の野菜が食べれる・買えるお店一覧表 [PDFファイル/8KB])
一方、コストの課題があり、採算ベースで国内外に普及するために更なる研究開発が進められています。
植物工場は、「完全人工光型」と「太陽光利用型」に分けられますが、大阪府立大学の植物工場研究センター
は、優れた技術を持つ大阪のものづくり企業などとの産学連携により、「完全人工光型」に特化して、植物工場に
係る「生産コストの縮減」に取り組んでいます。
生産コストの縮減には、空調や照明、育成環境制御など植物工場に必要なシステムの標準モデル化が重要で
す。そして、植物工場に必要な要素技術のインテグレーション(統合化)により実用性を高め、規格化されたシステ
ムとして完成させる必要があります。
その開発・実証のための拠点が「大阪府立大学植物工場研究センター」です。経済産業省による「先進的植物工
場施設整備事業」と農林水産省による「モデルハウス型植物工場実証・展示・研修事業」の両方の採択を受け、
完全人工光型植物工場の開発・実証・展示・研修などの事業を展開中です。
大阪府立大学と大阪のものづくり企業の連携による、「植物工場の省コスト・標準モデル化」に向けた挑戦に、
ご期待ください。
◆プロジェクトの詳細や施設見学のお問合せ・お申込みは、
大阪府立大学植物工場研究センター(外部サイトを別ウインドウで開きます) をご覧ください。
このページの作成所属
商工労働部 中小企業支援室ものづくり支援課 販路開拓支援グループ
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