平成２８年９月２９日審査請求案件等審査部会議事録

１．と　き　平成２８年９月２９日（木曜日）午前１０時００分から午後０時１５分まで

２．ところ　大阪府庁本館５階　共用会議室

３．出席者　野田部会長、熊部会長代理、赤津委員、熊本委員、島村委員

４．議題　　※（１）について公開

　（１）住民基本台帳ネットワークシステムの稼働状況について（報告）

　（２）被疑者の勾留時における通知制度について（新規諮問）

　（３）メール非訂正決定審査請求事案（継続諮問）

　　　メール非利用停止決定審査請求事案（継続諮問）

　（４）報道提供資料非開示決定審査請求事案（継続諮問）

　（５）その他

５．議事概要

　（１）住民基本台帳ネットワークシステムの稼働状況について（報告）

　　ア　事務局による概要説明

　　　　・主な説明は次のとおり

　　　　・本件については、平成１４年の改正住民基本台帳法の施行とともに、住民基本台帳ネットワークが構築されることに関して、
　　　　　本審議会へ諮問があり、実施機関に対し、個人情報の運　用に十分留意することを前提として、諮問の内容を適当なものと
　　　　　認める旨の答申を行ったところであり、併せて、本審議会は本件の重大性を強く認識し、住民基本台帳ネットワークシステム
　　　　　の施行状況等について、今後とも定期的に継続して報告する旨の建議がなされたところ。
　　　　・この報告は、上記建議に基づきなされるもの。

　　イ　実施機関説明

　　　・主な説明は次のとおり

 　　　・住民基本台帳ネットワークの稼働状況については、順調に稼働している。セキュイリティ上、特に問題となるような事例は報告
　　　　されていない。

　　　・住民基本台帳ネットワークについては、住民基本台帳法又は大阪府住民基本台帳法施行条例に規定された事務のみ利用可能。

　　　・利用状況については、法事務については前年比１．７％の減。条例事務については、前年比１６．７％の増。

　　　・国等の機関への提供実績については、前年比１．８％の増。要因としては、国税庁や日本年金機構への提供などによるもの。

　　　・市町村で実施するセキュリティーチェックについては、総務省が示すチェックシートを基に各市町村で自己点検を実施し、府市町村
        課が確認し、内容が基準を満たさないものがあった場合は、改善計画を提出させ、電話等でヒアリングも行い、改善内容を確認し
        ている。

　　　・また、セキュリティ外部監査として、地方公共団体情報機構が実施する監査で、セキュリティチェックシートにより確認を行っている。　　　　　　

　　　・住基ネット初任者の職員に対して、住基ネット初任者研修を実施している。研修では、理解度確認テストを実施し、正答率が８割以
        上のみに操作者権限を付与することとしている。

　　　・また、初任者研修とは別に、全操作者を対象とした担当者研修会を実施し、セキュリティの確保に努めている。

　　ウ　委員質疑

　　　・主な意見は次のとおり

　　　（委　員）セキュリティ対策について、各市町村の取組みに不備があった場合、改善計画を出させるとのことだったが、どのような取組
　　　　　　　　みを行っているのか。

　　　　　　　　また、研修の実施で、操作者研修で、正答率が８割以上の者に権限を付与するとのことだが、正答率が８割以下の職員はど
　　　　　　　　のくらいいたのか。

　　　（実施機関）セキュリティ対策については、昨年度の場合、職員の入退室の記録簿を付けていない団体があったので、指導を行っ
　　　　　　　　　　た。研修については、正答率はほぼ１００％。もし、８０％以下の職員がいれば、再テストを行う。

　　　（委　員）研修については、今後もしっかり取り組んでほしい。

　（２）被疑者の勾留時における通知制度について（新規諮問）

　　ア　事務局による概要説明

　　イ　実施機関説明・委員質疑

　　　・諮問に係る説明及びそれに対する委員との質疑が行われた。

　　ウ　委員審議

　　　・答申案について審議、了承。

　（３）メール非訂正決定審査請求事案（継続諮問）

　　　メール非利用停止決定審査請求事案（継続諮問）

　　ア　事務局による概要説明

　　イ　委員審議

　　　・答申案について審議、了承。

　（４）報道提供資料非開示決定審査請求事案（継続諮問）

　　ア　事務局による概要説明

　　イ　委員審議

　　　・答申案について審議、了承。

　（５）その他

　　　事務連絡等

　　　・次回の日程等を確認