人権学習シリーズ わたしを生きる 関係性の中に生きるわたし/3.関係性の中に生きるわたし

更新日:2016年2月15日

「関係性の中に生きるわたし」(めやす90分)

3.関係性の中に生きるわたし

詳細な手順

ポイント

(25分)
説明4分、ふせん書き出し5分、グループで分類5分、個人のふりかえりとグループで分かち合い6分、全体共有5分

•先ほどの4人グループで続ける。

自分の肩書き・立場を書き出す

★「わたし」は関係性のなかでさまざまな側面をもっています。例えばわたしは今、みなさんの前では講師ですが家に帰れば、○○であり、実家に帰れば○○、職場に行けば○○という肩書きがあります。

★このように、その場の関係性によって、1人の人にもさまざまな側面があります。
では、自分の場合にはどのような側面や肩書き、立場があるか、考えてみましょう。ふせん紙を配るので、思いついたものをできるだけたくさん書き出してみてください。
ここは、個人作業ですが、後でグループで出し合うので、書くのは共有してもいいと思うものだけでかまいません。

●グループごとに机を出してもらい、ふせん紙・マーカーを配付する。

•ファシリテーターの言葉○○は、自分にあてはまるものを入れる。
•さまざまな側面をもつ紹介として、資料1の歌詞カードを提示し、紹介するとわかりやすい。(※著作権の関係で、ホームページでは歌詞を掲載していません。)
•歌を知っていれば歌ってもよい。
•書き出すときは、1枚に1項目、マーカーなど見やすい筆記具で書く。
•このプログラムを実施する前に、ファシリテーター自身もやってみること。

グループで共有と分類をする

★書き出したものをグループで共有しながら分類してみましょう。分類したら、まとまりごとに名前(カテゴリー)をつけてみてください。

●ふせん紙を貼るもぞう紙をグループに配付する。

自分の中やグループでふりかえりをする

★共有できたでしょうか。分類は、きっちりできていなくてもかまいません。他の人が書かれたものを見て、自分は書かなかったけれど「わたしの場合はどうなるかな」と考えた側面はあったでしょうか。 いろんな側面をカテゴリーとして分類していただいたわけですが、ここで少しふりかえってみましょう。自分自身の中で、日ごろ意識することが多い/少ない(または強く意識している/あまり意識していない)側面(カテゴリー)はどれでしょうか。他者に対して、表現しやすい/しにくいカテゴリーはどれでしょうか。共有するという前提で書いていただいたので、自分の中では意識しているけれど、人に気軽に言うのはためらう、というようなものもあるかもしれません。少し、自分の中でふりかえる時間をとります。
先ほどのグループ作業や、今の自分の中でのふりかえったことで、気づいたことや感じたことを、グループで分かち合いましょう。

全体で共有する

★全体に発表してもいいものがあれば、お願いします。

●数人から発表してもらう。

•カテゴリーの例としては、「職業」「家族関係」「性別」「世代」など。

 

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このページの作成所属
府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ

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