「ふつうがいちばん?!」(めやす90分)
3 「ふつう」がいちばん?
動き(プログラムの流れ) | ポイント |
(グループ分けと説明5分 原因分析10分 結果分析10分 発表・共有10分) ★次はグループになって考えてみましょう。4人1グループになってください。 「ふつう」という言葉がさすものは、実はかなりあいまいです。けれど、わたしたちは「ふつう〜する/しない」「ふつうがいい」「ふつうがいちばん」などと言うことがよくあります。では、なぜ「ふつう」を気にするのでしょうか。「ふつう」であろうとすることで、どんなことが起こるのでしょうか。因果関係を紙に書いて分析してみましょう。
●各グループに模造紙1枚とマーカーセットを配付する。
★真ん中に「ふつうがいちばん」と書いて、横に線を引きます。 まずは、因果関係の原因の方を分析します。「ふつうがいちばん」と思う理由として考えつくものを、下半分にどんどん書いてください。自分が思う理由でも、こんなふうに思っている人もいるかもと想像したことでもかまいません。「ふつう」であることで、どんな利点があるのでしょう?「ふつう」でないと何が困るのでしょう?出てきた理由を、さらに「それはなぜ?」と掘り下げていって、どんどん分析してみましょう。
●5分程度時間をとり書いてもらう。
★次に、因果関係の結果の方を考えて、上半分に書いてください。「ふつうがいちばん」と思って過ごしていると、どのような考え方や行動になるでしょうか。良い悪いは関係ありません。先ほどと同じように、出てきたものに、さらに「そうするとどうなる?」と、展開してみましょう。「ふつう」であろうとするために、どんな言動になるでしょう?「ふつう」でないと感じる人に対してどのように接するでしょう? いろんな可能性を考えて、どんどん想像を広げてみてください。
●5分間、時間をとる。
★原因と結果の両方を考えてみて、気づいたこと・発見したことは何かありますでしょうか。全体に発表・共有してください。
●時間に応じていくつかのグループから発表してもらう。 | • グループは、先ほどのペアを2つ組み合わせると簡単にできる。
• PTA対象の場合などは、真ん中に書く言葉を、「ふつうの子に育ってほしい」とするなど参加者に応じて言葉をたしてもよい。 • 原因・結果とも、真ん中から出る矢印を3本以上、それぞれ3展開以上めざして出してもらえるよう声かけをする。
• ホワイトボードに見本を書いて説明するとわかりやすい。
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府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ