人権学習シリーズ みえない力 大人が持つ力1【保護者編】/4.子どもの権利と「力」「資源」の使い方

更新日:2016年2月12日

大人が持つ力1 子どもの権利ってなんだろう?【保護者編】(めやす90分) 

4 子どもの権利と「力」「資源」の使い方

動き(プログラムの流れ)

ポイント

(説明5分 グループワーク45分 説明5分)
★では、配付した資料を見てください。

● 資料の1番・2番を使って、「子どものエンパワメント」「子どもの権利条約」などについて説明する。

(20分)
★次に、子どもの権利を保障するために、その「力」「資源」を使ってやるべきことについて出してください。

ここでいう権利とは、子どもの権利条約に謳うたわれている「生存」「保護」「発達」「参加」の権利です。その権利を侵害する、やってはいけないことや、まったくその「力」を使わなかった状態(放棄)も考えてください。18歳未満の子どもを対象に具体的にイメージして考え、話し合ってください。年齢を絞った方が話し合いやすければ、それでもかまいません。話し合った内容を模造紙に書いてください。

(15分)
★次に、大人の「力」や「資源」のそれぞれの使い方で、「子ども」がどのように感じ、考えるかについても話し合って書いてください。

• ホワイトボードにシート1の表を書きうつしながら、資料を使って説明を
行うと分かりやすくなる。

• まず、「経済力」などの例示を使って、参加者全員で「やるべきこと」「やってはいけないこと」について考えるとグループワークに入りやすくなる。

(10分)
●グループからの発表とまとめ

★各グループから、発表してください。時間は各グループ30秒程度でまとめてお願いします。

(5分)
● グループからのまとめなどにもふれながら、資料の3番を使って虐待の種類や現状について説明する。

★子どもの権利を考えるとき、当事者である子どもの「参加」を保障することが忘れられやすいです。子ども自身が権利の主体者であることを忘れないことが大事です。

【実際に作成された模造紙の例】子どもの権利を保障するために、大人のもっている力、やるべきこと。やってはいけないことが書かれている。例)力(決定権、お金)、やるべきこと(扶養、教育)、やってはいけないこと(ぎゃくたい、行き過ぎた規則)

 •虐待は、英語で“abuse”といい、力の濫らんよう用・誤用という意味。このワークを通して、虐待の意味を考える。資料として、虐待の種類や検挙数などをプリントにして、配付するとより効果がある。

 

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このページの作成所属
府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ

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