人権学習シリーズ 同じをこえて 不安が排除に変わるとき 分けることと差別/3.あなたの決断

更新日:2016年2月9日

同じをこえて 不安が排除に変わるとき 分けることと差別。めやす90分

3. あなたの決断(40分)【メイン】

動き(プログラムの流れ)

ポイント

(5分)4から5人のグループに分かれて、机を出して座ってください。
今から皆さんには、未知の病気が発生した、という想定のもと、一国の総理大臣の立場で、その対処を考えていただきます。
状況カード1を配ります。 

◎状況カード1を配り、読み上げる。

これからのグループ活動の内容は模造紙にまとめて発表してもらいます。司会と記録と発表役を決めてください。

◎A3白紙と模造紙をグループに1枚とマーカーを配る。

●グループ数分の数字を順に言ってもらって分かれるとよい。

(5分)グループごとに話し合い、「隔離するか否か」を決定し、「その理由」と合わせて紙に書いてください。

◎理由を書き終わった後に、状況カード2を配る。

(3分)状況カード2は、隔離を「する」・「しない」と決めた後の反応が書いてあります。どちらの決定をしても、その決定に「不安の声」が出ています。
皆さんには、まず「いったい何に不安を感じているのか」、“不安の内容”をブレーンストーミングで出していただきたいと思います。まず個人で不安の内容をふせん紙に書いてください。 

(12分)その後、個人で書いたものをグループで出し合って、模造紙を使い、不安の種類にどのようなものがあるかをまとめ、整理してください。そして、不安を解消する手だてをグループで考えて記入していってください。それではお願いします。 

(15分)グループの話し合いがどのようなものだったか、発表してください。

●話し合いの間は、グループを回って、どのような意見が出ているかを確認する。

●ブレーンストーミング
さまざまな角度からの意見を出すための手法。テーマに関して、思いついた意見・アイデアを、ふせん紙1枚につき1つ記入する。
「質より量」「批判はしない」を原則にして、できるだけ意見・アイデアを出しやすくする。

【実際に作成された模造紙の例】不安の内容について、グループ内で出し合ったものが書かれている。例えば、「いつまで隔離するのか」「風評被害やプライバシーの問題」「治療法や病自体への恐怖」など。

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このページの作成所属
府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ

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