動き(プログラムの流れ) | ポイント |
1)それでは、これからある小学校の運動会の昼食の持ち方について考えてもらいたいと思います。各グループに2枚ずつワークシートを配付します。ワークシート1は「4つの案」、ワークシート2は「状況設定カード」です。 ◎ワークシート1は各グループに配付する。 ◎ワークシート2はAからDを切り取って、各グループに違うカードを配付する。 2)ある小学校で、運動会の昼食の持ち方について話し合いが行われています。運動会の昼食時に、保護者が来られなかったり、お弁当を持って来られない子どもがいるのです。その対応策について、学校の教諭が以下の4つの案を考えました。ワークシート1を見てください。 ◎ワークシート1の4つの案を読んで簡潔に紹介する。 | ●説明は5分以内で。グループ討議に15分残しておく。 |
3)次に、状況設定カードを見てください。あなたのグループは、AからDのいずれか1つの小学校区の状況設定カードを受け取っています。今日は、校区のPTAの方から意見をいただくことになっています。皆さんは、PTAの代表として今から話し合い、4つの案のうちどれが最も適切だと思うか考え、学校に提案してください。学校には地域性があり、同じ課題を抱えていても、その解決の方法はさまざまです。その小学校区のPTAであることを踏まえて、話し合ってください。 | ●この段階では、各グループは自分の小学校区の状況しか知らない。発表のときに、他のグループの状況設定を知ることになる。 |
4)ここで、話し合いの仕方について説明します。みなさんに「司会者」「報告者」「記録者」「盛り上げ役」のいずれかの役割になっていただきます。 報告者は、あとでグループの話し合いのまとめを発表していただきます。報告者は、 白紙とマーカーを配付するので、記録者は123について、簡潔に大きな字で書いてください。盛り上げ役は、ある時は聴き役になったり、ある時は反対意見を述べてみたりして、グループの話し合いが活性化するようにしてください。では、それぞれの役割を決めたら、司会者を中心に話し合いを進めてください。 |
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動き(プログラムの流れ) | ポイント |
1)ここで、各グループに全ての状況設定カード(ワークシート2)を配付します。実は、AからDの小学校は、それぞれ次のような地域の状況を抱えています。 ◎ここでワークシート2を配付し、AからDの小学校区の状況を簡潔に説明する。 2)さて、このような条件の下、各グループはどのような結論を出したのでしょうか?今から、各グループから、学校への提案意見として何番を選んだのか発表してもらいます。 | ●説明は、社会的背景に関する情報なので、しっかりと伝える。 |
3)報告者は、2分以内で、1まず、あなたの小学校区の番号を言ってください。2次に、選んだ番号とその番号を選んだ理由を説明してください。3最後に、話し合いの中でおもしろかったエピソードを紹介してください。 4)記録者は、紙をホワイトボード(壁)に掲示してください。 | ●結論を紹介するだけではなく、選んだ理由や話し合いのプロセスで出てきたエピソードを丁寧に紹介してもらうようにする。 |
動き(プログラムの流れ) | ポイント |
1)各グループの発表を聞いて気づいたことを、各グループで話し合ってください。 2)2から3グループに話し合ったことを発表してもらいます。 | ●校区の社会的背景によって、昼食の持ち方に関する考え方が異なってくることに気づく。また、他の校区の状況であれば、どうしたらよいのか考えるグループも出てくると予想される。 |
このページの作成所属
府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ
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