学習プログラムの解説 |
ねらい 多様性を尊重する社会においては、お互いの「ちがい」をぶつかりあう場面は避けて通れません。ぶつからないように距離をとることは、「ちがいを認めあう」のではなく、おたがいを避け、関わろうとしないことであり、ともに社会を生きるあり方とはいえないでしょう。求められているのは、ちがいを認めつつ積極的に関わりあおうとすることであり、そこではぶつかりあったとき、つまり対立が起こったときにどう向き合うかが重要になります。 |
学習に入る前に
・参加者との出会いを大切にしましょう。
・参加体験型で始まるというイメージづくりも必要です。
(詳しくは「参加体験型学習(ワークショップ)を始める前にポイント4」参照)
参加体験型学習の説明
○参加体験型学習とは
皆さん、こんにちは。
今日は参加体験型学習(ワークショップ形式)で、対立について学びます。
「ワークショップ」というのは、もともと「工房・作業場」という意味、つまり何かを作り出す場、ということです。ですから、今日の参加体験型学習では、学びを作り出すことをめざしています。作り出すのは、参加者の皆さんです。やりとりしながら、それぞれの方にとって「なるほど」と思えることや「こうしてみよう」と思えることが生まれればいいなと思います。
○ファシリテーターの自己開示
今日のわたしの役割は、皆さんの気持ちや考えを大事にしながら進めていく役です。
皆さんと共に学ぶ気持ちでいます。共に実りある学びの場になりますようご協力ください。
ワンポイント ☆自分の気持ちや状態に向き合う。 |
学習を始める
○学習のねらいの説明
今日のテーマの「対立」ですが、「対立が好きだ、得意だ」という方はなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか。けれど、人権尊重と対立は切っても切れないものなのです。一人ひとりの個性・違いを尊重しよう、ということは、皆さんも合意していただけると思います。「違いを豊かさに」ということもよく言われます。とはいえ、実際に一緒にやっていくときに違いがあると、そうすんなりいくことばかりではなく、いろいろな調整が必要だったり、ときにはぶつかり合ったりすることもあるわけです。それがいやで、避けたり距離を置いたりしてしまうことは、「お互いを尊重する」とはいえないのではないでしょうか。
「違いを豊かさに」する関係を育むために、「対立」にしっかり向き合ってみよう、というのが今日のねらいです。
○ルールの説明
(詳しくは「参加体験型学習(ワークショップ)を始める前にポイント5」参照)
このページの作成所属
府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ
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