伝染性紅斑(リンゴ病)について

更新日:2024年3月27日

伝染性紅斑(リンゴ病)について

  伝染性紅斑は春から秋にかけて流行している発しんの病気で、子どもに多くみられます。発しんにより赤いリンゴのような頬となるため、「リンゴ病」といわれることもあります。

 子どもへの感染が主ですが、大人もかかる可能性があります。
 大人がかかった場合には、何も症状が出ない場合もありますが、伝染性紅斑の典型的な発しんが出たり、さらには関節の腫れ・痛みが出る場合もあります。

 伝染性紅斑は、妊娠中にウイルスに感染した場合、重大な合併症が起きる可能性があるため、健康な妊娠・出産のためには注意したい感染症の一つです。感染しても、典型的な症状(発しんなど)があらわれない場合もあるので、周囲に妊娠している女性の方がいらっしゃる場合に風邪症状などが出現したら、マスクならびに手洗いをこころがけましょう。
         
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伝染性紅斑(リンゴ病)とは?

症状 

 主な症状は、軽度の発熱、倦怠感、筋肉痛、頭痛などの風邪に似た症状と、両頬、腕、足にレースをかけたような、あるいは網状の赤い発しんです。

 約7日前後の潜伏期間の後、風邪に似た症状が出現し、その7日から10日後にかゆみを伴う赤い発しんが両頬、腕、足にあらわれます。1週間程度で発しんは消失し、快復します。成人では、しばしば関節痛がみられ、感染しても症状が出ない人もいます。

感染経路 

 伝染性紅斑は、パルボウイルスB19による感染症で、感染した人の唾液、たん、鼻の粘液などの分泌液との直接接触によって人から人へ広がります。感染した人のせきからの飛沫を吸い込んだり、感染した人と同じカップで飲み物を飲んだなどにより、ウイルスを自分の口や鼻の粘膜に運ぶことにより感染します。
 なお、感染力があるのは感染早期の赤い発しんが出現する前までで、発しんが出てきた時期には感染力はないとされています。

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このページの作成所属
健康医療部 保健医療室感染症対策課 防疫グループ

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