結核に関する情報

更新日:2023年11月2日

結核ってどんな病気?

結核とは、結核菌によって主に肺に炎症が起こる病気です。結核菌の混ざったしぶきが咳やくしゃみとなって空気中に飛び散り、それを周りの人が吸い込み、結核菌が肺の一番奥まで侵入すると感染します。

感染しても必ず発病するわけではなく、通常は免疫力が結核菌の増殖を抑え込みますが、栄養状態が悪かったり、病気や加齢とともに体力が衰えてきたりすると、結核菌に免疫力が負け、結核を発病します。感染してから発病するまで6か月から2年かかります。

せきやたんが2週間以上続く、微熱が続く、からだがだるいなどの症状がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。特徴的な症状が現れないこともありますので、年に1回は健診などで胸部レントゲン検査を受けるようにしましょう。

どうすれば予防できるの?

 普段から健康的な生活を心がけ、免疫力を高めておくことが重要です。不規則な生活や、喫煙は控えましょう。また、免疫力の弱い赤ちゃんは、結核に感染すると重症になりやすく、生命が危うくなることさえあります。予防するためには、BCG接種が有効です。国が示している標準的な接種期間は生後5か月から8か月以内です。市町からの案内に従って、遅くとも1歳になるまでには接種しましょう。

結核と診断された方へ

結核と診断されても、決められた期間毎日きちんと薬を飲めば治ります。しかし、症状が消えたからといって、治療の途中で服薬を止めてしまうと、結核菌が薬に対する抵抗力をつけ、薬が効かなくなってしまいます。確実に治療するため、保健所では療養のご相談、お手伝いをさせていただいています。

また、結核の治療費は感染症法によって一部を公費で助成しています。詳しくは、次のページをご覧ください。

大阪府「結核対策」のページへ   

関連リンク

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このページの作成所属

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健康医療部 池田保健所 地域保健課

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