【麻しん(はしか)について】
麻しんは、非常に感染力が強い病気です。
<症状>
1. 37.5℃以上の発熱
2.カタル症状(咳、鼻水、咽頭痛、結膜充血、目やに)
3.発しん
<感染可能期間>
発病1日前から解熱後3日間(もしくは、発疹出現後5日目)まで
<潜伏期間>
10から12日(最大21日)
<感染経路>
空気感染、飛沫感染、接触感染
<治療方法>
安静と対症療法
<予防方法>
予防接種
※麻しんウイルスの空気中での生存期間は2時間以下と言われています
麻しん(はしか)患者と接触後、発熱、せき、発しんなどの症状が出た場合には、速やかに医療機関を受診してください。
過去に予防接種を受けたことのある方は、典型的な症状が出現しないことがあります。
※医療機関を受診するまえに、麻しん(はしか)の患者と接触があった事を電話等で伝えてください。
麻しん(はしか)は感染症法上「5類感染症」に位置付けられ、全数届け出るよう規定されています。
医療機関は、診察時に症状から麻しん(はしか)と診断した際には保健所に発生届を速やかに提出してください。(麻しん発生届出様式 [PDFファイル/324KB])
届出を受理した保健所は、患者さんの検体(血液)を大阪府健康安全基盤研究所(大阪府の場合)などに送り、検査で診断を確定します。
日本は、平成27年3月27日、世界保健機関(WHO)から、麻しん(はしか)の「排除状態」にあると認定されました。国内に土着しているウイルスによる感染が3年間確認されない場合に「排除状態」と認定されます。
日本では日本土着の麻しんウイルスによる感染は「排除」が確認されていますが、海外では麻しん(はしか)が流行している国はあります。このため、排除認定後も、渡航歴のある患者や、その接触者からの患者の発生が散見されてきました。
【関連ホームページ】
国立感染症研究所ホームページ「麻しん(はしか)について」(外部サイト)
大阪府ホームページ「麻しん(はしか)について」
このページの作成所属
健康医療部 池田保健所 地域保健課
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