四條畷保健所(以下「保健所」という。)において、交野市の「人口動態調査票データを記録したCD-Rw(以下「CD-Rw」という。)」を誤って、他の市に返却するという事案が発生しました。このような事態を招いたことをお詫びいたしますとともに、今後、再発防止に取り組んでまいります。 ※人口動態調査は統計法等に基づき、保健所が管内市からCD-Rwで提出される調査票の内容を「人口動態調査オンライン報告システム」を用いて審査し、毎月、府へ報告する。 1. CD-Rwに記録されていた個人情報 交野市の人口動態調査のテキストデータ(令和5年6月15日から7月14日受付分) (1) 出生票:41件 出生した子の氏名・父母との続き柄・男女別・生年月日時・住所・生まれたところ及び施設の名称・体重・身長・単体多胎の別、 父母の氏名・生年月日・国籍・職業、父母が同居を始めたとき、母の妊娠週数・出産した子の数、出産に立ち会った者 (2) 死産票:2件 父母の国籍・氏名・年齢・職業、死産児の男女別及び摘出子か否かの別・体重・身長、死産があった日時、世帯の主な仕事、 母の住所・出産した子の数・妊娠週数、胎児死亡の時期 妊娠満22週以後の自然死産 ・死産があったところの種別、単胎多胎の別、 死産の自然人工別、自然死産の原因若しく理由又は人工死産の理由、胎児手術の有無、死胎解剖の有無、死産に立ち会った者、 双子以上の場合は他の子の事件簿番号 (3) 婚姻票:20件 市区町村受付月、夫妻の氏名・生年月・国籍・初婚再婚の別・職業、夫の住所、婚姻後の夫婦の氏、同居を始めたとき、世帯の主な仕事 (4) 離婚票:10件 市区町村受付月、夫妻の氏名・生年月・国籍・職業、離婚の種別、未成年の子の数、同居の期間、別居する前の住所、 別居する前の世帯の主な仕事
2.経緯 〇令和5年8月17日(木曜日) ・保健所の職員Aが大東市職員から当月分の人口動態調査票とCD-Rwを受理し、前月分のCD-Rwを返却した。 〇令和5年8月21日(月曜日) ・保健所の職員Bが交野市職員から当月分の人口動態調査票とCD-Rwを受理し、前月分の交野市のCD-Rwを返却しようとしたところ、 交野市のCD-Rwが見当たらず、大東市のCD-Rwが残っていたことから、大東市に交野市のCD-Rwを誤って渡していたことに気付いた。 ・Aが大東市職員に架電し、その旨を説明し、保健所がCD-Rwを回収に伺うことを伝えた。 ・Bが大東市職員に謝罪し、交野市のCD-Rwを回収した。 〇令和5年8月22日(火曜日) ・Bが交野市職員に経緯説明と謝罪を行った。 〇令和5年9月12日(火曜日) ・保健所ホームページに経緯説明と謝罪についての文書を掲載した。 3.原因 ・CD-Rwの本体、ケースともに市名の記載がなかった。 ・CD-Rwにパスワードが設定されておらず、また審査終了後に、CD-Rwのデータが消去されていなかった。
4.再発防止策 ・CD-Rwの本体及びケースに市名を記載するとともに、新たに受領簿を作成し、 手交する際に正しいCD-Rwであることを市職員と保健所職員で相互に確認する。 ・CD-Rwにパスワードを設定するとともに、審査終了後は保健所において、CD-Rwのデータを 消去することを改めて全保健所に徹底する。 ・市町村に対し、CD-Rw等の電子媒体による調査票データの受け渡しではなく、人口動態調査オン ライン報告システムによる保健所へのデータ送付の導入を促す。
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