報道発表資料

提供日

提供時間

内容

　現在、大阪府では国のマイナンバー情報総点検の対応を受け、点検作業等を行っています。このたび、現状の紐付け方法について確認を行い、集約している中で、大阪府が実施している障がい者手帳（療育手帳、精神障害者保健福祉手帳）の発行事務において、これまでに障がい者手帳情報と個人番号の紐付け誤りが８件あったことが判明しました。
　なお、いずれについても既に正しい個人番号に修正済みであり、個人番号、氏名等の個人が特定される情報の流出は確認されておりません。
　現時点で判明している紐付け誤りについては他にございませんが、今後、同様の事案がないか、総点検を通じて大阪府の保有する情報と個人番号の紐付けの点検・調査を行うとともに再発防止に努めてまいります。

１．紐付け誤りの内容
○療育手帳情報との紐付け誤り：７件
○精神障害者保健福祉手帳情報との紐付け誤り：１件

２．紐付け誤りの原因
■療育手帳情報との紐付け誤り
○令和４年９月に府が手帳交付システムの情報と住基ネットの情報を突合して、手帳交付システムに反映する際に、手帳番号は現行５桁であるが、「０」から始まる旧システムの６桁の手帳番号を使用しているものが混在していたため、「０」を抜いた手帳番号と同一のものとシステムが認識したことから誤連携が発生した。（６桁の手帳番号の人の個人番号が、５桁の手帳番号の人の個人番号として誤って紐付けられた。）

■精神障害者保健福祉手帳情報との紐付け誤り
○令和３年４月に高槻市が申請書受付時に、個人番号記入欄が空白であったため、市担当者が個人番号を検索し、申請書に記載した際に、申請者とは別人の個人番号を記載して、大阪府こころの健康総合センターに進達を行い、同センターは連携を行った。
※精神障害者保健福祉手帳は、申請の受付を市町村で行い、権限移譲されていない市町村については、発行を大阪府で行っています。

３．経過
■療育手帳情報との紐付け誤り
○令和４年１２月１日（木曜日）
・療育手帳の更新手続の際に、申請者と別人の個人番号が紐付いていることを、１件確認した。
・同日、正しい個人番号に修正を行い、他に同様の事案がないか確認作業に着手した。
○令和４年１２月２日（金曜日）
・その結果、同様の紐付け誤りの事案が新たに６件判明した。
・同日、正しい個人番号に修正を行い、システム業者にて手帳交付システムのプログラムを改善した。

■精神障害者保健福祉手帳情報との紐付け誤り
○令和５年７月１０日（月曜日）
・精神障害者保健福祉手帳の更新手続の際に、申請者と別人の個人番号が紐付いていることを、１件確認した。
・同日付けで、正しい個人番号に修正を行った。

※いずれについても、個人が特定される情報の流出は確認されておりません。

４．再発防止策
○今回の事案を市町村に共有するとともに、各自治体で申請書に個人番号を記載する際や障がい者手帳情報と個人番号の紐付けを行う際には、内容に間違いがないか、複数人で確認することを徹底する。


５．お問い合わせ先
○マイナンバー情報総点検に関すること
スマートシティ戦略部　行政ＤＸ企画課　監理グループ
電話番号：０６-６９４４-９１０３（直通）
　
○本件障がい者手帳情報の紐付け誤りに関すること
福祉部　地域生活支援課　地域生活推進グループ
電話番号：０６-６９４４-６６７１（直通）

資料提供ID