府立東高等学校において、「生徒証発行台帳(※)」(以下「台帳」という。)を紛失するという事案が発生しました。このような事態を招きましたことをお詫びいたしますとともに、今後、再発防止に取り組んでまいります。 (※)生徒証を発行するために生徒等が必要事項を記入し、学校に提出する書類。
1 紛失した書類に記載された個人情報の内容 生徒:氏名、所属学科、生年月日、年齢、住所、通学方法、交通機関名と区間 保護者:氏名、続柄、電話番号、住所 緊急連絡先:氏名、勤務先もしくは携帯電話の電話番号、生徒との続柄
2 事案の経過 令和4年3月18日(金曜日) ・学校において合格者説明会を開催。合格者に対し、その場で台帳を記入し、提出するよう求めた。 ・1教室において、複数の合格者が書類を書き損じたため、教員A・Bが新たな書類を渡し、再記入を求めた。教員A・Bは、正しく記入された書類(13名分)を回収し、書き損じた書類とともに、同校内に設置した合格者説明会の本部に持ち帰った。 ・教員Cが、書き損じた台帳をシュレッダーで廃棄し、教員Dが、合格者説明会がすべて終了した後、事務担当者に回収した台帳を渡した。 ・事務担当者は受け取った台帳を事務室の共用の作業机の上に置いた。 令和4年4月6日(水曜日) ・事務担当者が生徒証を発行するために、書類をクラスごとに分けた際、13名分の書類がないことに気づき、教員Eに報告した。 ・教員Eと事務担当者全員で、教室等の書庫や机等を捜索するとともに、3月18日に回収した他の書類に紛れていないかを確認したが、発見できなかった。 令和4年4月7日(木曜日) ・校長が本事案について教育庁に報告した。 ・校長が当該生徒の保護者に対して電話で謝罪と経緯説明を行い、了承を得た。 令和4年4月8日(金曜日) ・全教員に周知し、再度捜索したが発見できなかった。 ・入学式開始前に当該生徒の保護者に対して、校長が改めて謝罪と経緯説明を行った。 令和4年4月11日(月曜日) ・全保護者あてに、謝罪文を配付した。
3 紛失の原因 ・書き損じた台帳等を廃棄する際に複数名による確認をしておらず、当該台帳と書き損じた台帳を廃棄書類に混在させ、誤ってシュレッダーで廃棄した可能性が高い。
4 再発防止策 ・当該校において、校内研修により本事案を共有し、個人情報の管理・取扱いに対する意識を高めるとともに、個人情報が記載された文書の適正管理を徹底する。 ・個人情報を含む書類を取り扱う際には、誰が、いつ、どのような作業を行うのかを明確にできるよう、合格者説明会における役割分担表に追記を行う。 ・個人情報を含む書類を回収する際には、複数名で枚数等を確認し、速やかに鍵のかかるロッカー等、所定の場所に保管することを徹底する。 ・書類を廃棄する際には、複数名で確認することを徹底する。 ・教育庁において、全府立学校に本件を周知し、個人情報の適切な取扱いについて改めて注意喚起を行う。 |