地元大阪の関係者の方々から、足で集めた食肉のあれこれ
珍味として、こんな情報が寄せられました。
1.さいぼし→馬の燻製肉
保存食として100年以上前から珍重されてきました。
新鮮な馬肉を板状に切ってから塩をして、くぬぎの木をゆっくり燃やし、その煙で燻しあげます。
永く風味が落ちず、硬くもならず、惣菜の逸品となります。
そのままで、また生姜醤油につけても最高の珍味です。
2.かっぱ
さいぼしの硬い部分で、これまた美味。酒の肴にすればとまりません。
1.油かす
腸を煮つめて脂を抜き、乾燥させたもの。
野菜の煮こみのだしに使ったり、素焼きにして酒の肴にも。
かすうどん、丼なども有名で、最近ではお好み焼きやたこ焼きの具としても使われています。
馬の油かすは希少で、牛に比べてコリコリっと硬いです。
2.煮こごり
牛すじ肉入りのゼラチン風固め。「こごり」とも呼ばれます。
さらに、なかなかお目にかかれない物としては!
3.ふくの天ぷら
→牛の肺を食べやすい大きさに切り、粉をつけて揚げたもの。
4.たちの天ぷら
→脾臓を揚げたもの。
5.クロマメ
→とても通好み。牛の腎臓。
…などなど、大阪の食文化は奥は深いのです。
食べる機会があったら、是非チャレンジしてみて下さいね!
このページの作成所属
健康医療部 羽曳野食肉衛生検査所 (代表)
ここまで本文です。