「レトルト食品」って見た目で判断していませんか? 手軽で便利なレトルトパウチ食品。常温保存できてストックしやすいため、多くの方の生活に浸透しているのではないでしょうか。 レトルトパウチ食品は、120℃4分間加熱又はこれと同等以上の効力を有する方法で殺菌がされているため、常温保存が可能です。 ところが、レトルトパウチ食品とよく似た包装で、冷蔵保存が必要な食品があるため、保存方法には十分注意が必要です。 実際に、要冷蔵の真空パック詰め食品をレトルトパウチ食品と勘違いし、常温保存後に喫食し、ボツリヌス食中毒を発症したという事例があります。 ボツリヌス菌は、真空パックなど酸素が少ない密封状態で増殖し、毒素をつくります。 ボツリヌス食中毒は、神経症状が現れるのが特徴で、重症化すると呼吸麻痺により死亡する恐れがあり、殺菌や冷蔵保存など、しっかりと対策する必要があります。 チェックポイントは、食品の表示です。「要冷蔵」「10℃以下で保存」等の表示がある場合は、必ず冷蔵保存してください。 また、真空パックや缶詰が膨張していたり、食品に異臭があるときは絶対に食べないでください ○酸素が少ない状態で増殖する菌!(大阪府HP) https://www.pref.osaka.lg.jp/o100110/shokuhin/shokutyuudoku/botulinum.html このメールは「知っトク!食の情報」を選択された方に配信しています。