泉州普及だより 令和6年12月発行 第116号 鳥獣被害の状況と対策について 令和5年度の泉州地域での野生鳥獣による農作物被害金額は4,782万円でした。例年4,500万円程度の被害金額で推移しており、その約9割をアライグマ、イノシシ、カラスが占めています。(野生鳥獣による農作物の被害状況調査) 鳥獣ごとの特徴と主な被害防止対策について紹介します。適切な対策が出来ているか改めて確認してみましょう。 特徴 アライグマ 学習能力が高く、手先が器用。 金属柵は登って乗り越えることができる。 イノシシ 上を越えるよりも、下をくぐって通り抜けようとする傾向がある。 鼻先は敏感で電気刺激には弱い。 警戒心が強い。 カラス 飛行の小回りが利かない。 翼を広げた両端までの長さは約1m。 他の鳥と比べて警戒心が強い。 被害防止対策 アライグマ 電気柵の設置が有効。侵入防止には地面から10㎝間隔で電線を張る必要があるが、電線が草と接触すると漏電し効果が得られないことがあるため、雑草管理が重要。 金属柵等の上部に電気柵を設置することも効果的。 イノシシ 金属柵や電気柵の設置が有効。金属柵は下部からの侵入を防ぐため地際の補強が重要。電気柵は鼻先が当たりやすいよう地面から20㎝と40㎝の高さに電線を張る。 草刈り等を行い、隠れる場所を無くすことや、動く人の姿を見せ警戒させることも効果的。 カラス 侵入防止にはテグスを1m以下の間隔で張ることや防鳥網の使用が有効。 追い払い器具(かかし、鷹のカイトなど)は一時的には有効だが、慣れると効果がなくなる。使用する際は、設置位置や器具の種類を頻繫に変えるなどの工夫が必要。 旬の時期はこれから!泉州きくなの魅力を発信! 11月9日・10日に「てんしば」で開催された「Welcoming アベノ・天王寺 おおさかもん祭り ~Road to EXPO 2025~」において泉州きくなの魅力をPRしました。 ブースでは泉州きくなのサラダや大福の試食配布のほか、ステージでは吉村知事、大阪産(もん)PR大使のハイヒールももこさんが登壇し、きくなの魅力を発信していただきました。 泉州きくなPRキャラクターの名称募集中! 名称採用者および優秀提案者には「泉州地域特産品の詰め合わせ」をプレゼント‼ 素敵な名前をお待ちしております。 泉州きくなフェア2024プレゼントキャンペーン 「きっとくせになる泉州きくなフェア2024」に協力していただいている販売店で泉州きくなを購入すると「旬の泉州農産物詰め合わせ」を抽選でプレゼント! サラダや鍋など色々な食べ方で、旬のきくなを楽しんでください。 収入保険に加入しましょう 収入保険は、農業者自らが生産した農産物の販売収入を補償する公的な保険で、青色申告を行っている農業者のみが加入できます。全ての農産物を対象に、自然災害による収量減少や価格低下をはじめ、病気やケガ、盗難、運搬中の事故など、農業者の経営努力では避けられない要因で収入が減少した場合に補てんされ、幅広くリスクをカバーします。 (問い合わせ先)NOSAI大阪 ※令和7年分のお申込み期間は12月末まで  本所 06 (6941) 8736 南部支所  0725 (92) 3313 農林業センサスが実施されます 令和7年2月1日現在で、全国一斉に「2025年農林業センサス」が実施されます。農林業センサスは国内の農林業の実態を明らかにし、今後広く活用できる総合的な統計資料を得るための調査です。  円滑な調査の実施に向けて、ご協力をお願いします。また、調査票はオンラインによる回答も可能です。