大阪府では、気候変動対策及びヒートアイランド現象の緩和対策に関し、他の模範となる特に優れた取組みを行った事業者若しくはその事業所(以下「事業者等」という。)又は建築主及び設計者(以下「建築主等」という。)を対象に、その功績をたたえる「おおさか気候変動対策賞」の表彰を行います。
実施要項[PDFファイル/160KB][Wordファイル/73KB] | |
---|
令和5年度の受賞者が決定しました!
|
---|
令和5年度 おおさか気候変動対策賞(公募型部門)の受賞の概要 温室効果ガスの排出量の削減等に関する取組みを対象とする「緩和分野」、気候変動の影響による被害を回避又は低減する取組みを対象とする「適応分野」の2分野において公募し選考を行いました。受賞者は以下のとおりです。 <大阪府知事賞>分野 | 事業者 | 活動の名称・受賞理由 | 推薦者 |
---|
緩和 分野 | エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
| (活動の名称) 大阪府での温室効果ガス排出の大幅削減による気候変動対策への貢献 (受賞理由) 府内の通信ビル6拠点において、省エネと使用電力を100%再エネ化するという2本の柱で温室効果ガス削減に取組んだ。機器冷却のための使用電力が多い施設において、AIを活用した空調制御や、ラック列間の吸気(低温)と排気(高温)を物理的に分離して空調の高効率化を実現した。 また、取引先サプライヤーの選定条件に環境保全の要素を明記し、調達時の条件を定めることでサプライチェーン全体を通しての排出量削減に取組むことは、温室効果ガス削減に多大な貢献をするものと評価でき、刷新性・波及性など総合的な観点からも、最も優良な取組であると判断した。 | | 緩和 分野 | 株式会社 川下機工
| (活動の名称) 環境配慮型ものづくり推進活動 (受賞理由) 省エネに向けた活動計画を策定するとともに、電力量及びCO2排出量を可視化し、それらの取組効果を社員に提示することで社内の省エネ・省CO2意識の向上に取組んだ。中でも3次元気流解析で製造工場構内の気流と熱溜まりを視覚化できたことで、空調の高効率化を実現した。これらの手法は、大型機器の稼働を止められない製造業を中心に他企業への波及効果が期待でき、刷新性・持続性など総合的な観点からも、最も優良な取組であると判断した。 | 日本電気保安協会グループ にちほ再エネ株式会社 |
<優秀賞><特別賞>分野 | 事業者 | 活動の名称・受賞理由 | 推薦者 |
---|
緩和分野 | 学校法人天美学園/近鉄自動車学校 | 脱炭素社会の実現への取組み | | 緩和分野 | アンダーツリー株式会社/キコーナ津守店 | パチンコ店における快適性を維持した“換気と空調”の運用改善事例 | ダイキン工業株式会社 | 緩和分野 | 株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ/岸和田製造所 | 岸和田製造所の全電力を再生可能エネルギーに変換 | | 緩和分野 | 大阪中央ダイカスト株式会社 | 省エネ効果の最大化から逆算した活動体制の変革 | | 緩和分野 | 独立行政法人 労働者健康安全機構 大阪労災病院 | 病院の建て替えによる医療と環境を考慮した設備の導入及び取組 | | 緩和分野 | 株式会社日研工作所/本社工場 | NIKKEN MEGA SOLAR | |
令和5年度おおさか気候変動対策賞(公募型部門)の取組の概要はこちら (準備中:公開予定) 特別賞:令和5年度おおさか気候変動対策賞(ZEV普及ディーラー賞)の受賞者一覧はこちら
特別賞:令和5年度おおさか気候変動対策賞特別賞(愛称:“涼”デザイン建築賞)の表彰建築物一覧はこちら
令和4年度 おおさか気候変動対策賞(公募型部門)の受賞の概要 温室効果ガスの排出量の削減等に関する取組みを対象とする「緩和分野」、気候変動の影響による被害を回避又は低減する取組みを対象とする「適応分野」の2分野において公募し選考を行いました。受賞者は以下のとおりです。 <大阪府知事賞>分野 | 事業者 | 活動の名称・受賞理由 |
---|
緩和分野 | 大阪大学
| (活動の名称) カーボンニュートラルの実現に向けたZEB化の取組み (受賞理由) 通常の建設コストと同程度となる普及可能なZEBをコンセプトに推進し、新築2棟のZEB Ready認証とZEB Oriented認証を取得したことは、将来にわたる府域の温室効果ガス削減に多大な貢献をするものと評価できる。 また、設計段階のみならず、運用段階においても確実にZEB基準を満たすよう組織内での体制を整備するなど、PDCAを機能させるための具体的な達成手法を確立しており、継続性・刷新性などの総合的な観点からも、緩和分野において最も優良な取組みであると判断した。 | 適応分野 | 関西エアポート株式会社
| (活動の名称) 気候変動と関西国際空港の防災対策事業 (受賞理由) IPCCのシナリオに基づき、空港島周辺の護岸を通常の嵩上げ量に気候変動による海面上昇の予測分を追加して嵩上げした点は、高潮・高波などの水害による影響の軽減に多大な貢献をするとともに、将来予測に基づく適応策のモデルケースの一つとなるものと評価できる。 また、護岸嵩上げだけでなく、消波ブロックの設置、電気設備の地上化や大型止水版の設置など、気候変動による大型化した想定外の台風による影響を軽減・抑止し、関西経済への影響を最小限にすることが期待できるなど、継続性・波及性などの総合的な観点からも、適応分野において最も優良な取組みであると判断した。 |
<優秀賞> 令和4年度おおさか気候変動対策賞(公募型部門)の取組の概要はこちら [PDFファイル/2.09MB]
令和4年度 おおさか気候変動対策賞(届出の評価結果に基づく顕彰)の受賞の概要 大阪府気候変動対策の推進に関する条例に基づき届出された実績報告書のうち、計画期間(2018年度から2021年度)の最終年度(2021年度)の評価結果が最良である事業者について以下のとおり表彰します。 事業者名 | 温室効果ガスの排出の量の削減実績 (2018年度比2021年度実績) |
---|
京阪神ビルディング株式会社 | 13%(原単位ベース) | 株式会社大阪マルビル | 26.6%(排出量ベース) |
特別賞:令和4年度おおさか気候変動対策賞特別賞(愛称:“涼”デザイン建築賞)」の表彰建築物一覧はこちら 令和4年度 おおさか気候変動対策賞表彰式を実施しました!!〇令和5年4月18日(火曜日)に知事出席のもと、「おおさか気候変動対策賞」大阪府知事賞の表彰式を行いました。 〇令和5年4月27日(木曜日)に環境農林水産部長のもと、「おおさか気候変動対策賞」優秀賞、特別賞の表彰式を行いました。 左から順に、おおさか気候変動対策賞(公募型部門)受賞のみなさま、おおさか気候変動対策賞(届出の評価結果に基づく顕彰)受賞のみなさま
|
令和3年度 おおさか気候変動対策賞(公募型部門)の受賞の概要
温室効果ガスの排出量の削減等に関する取組みを対象とする「緩和分野」、気候変動の影響による被害を回避又は低減する取組みを対象とする「適応分野」の2分野において公募し選考を行いました。受賞者は以下のとおりです。
<大阪府知事賞>
分野 | 事業者/事業所名 | 活動の名称・受賞理由 | 推薦者 |
---|
緩和分野 | J.フロントリテイリング株式会社/大丸心斎橋店・心斎橋PARCO
| (活動の名称) 再生可能エネルギー100%のESGモデル店舗 (受賞理由) 大丸心斎橋店、心斎橋PARCO店をモデルに、館内で使用する電力を100%再生可能エネルギー由来に切り替え、3年間で9割以上のCO₂を削減したことは、府域の温室効果ガス削減へ多大な貢献をしたものと評価できる。 また、グループとしてTCFD、SBT、RE100への賛同、参加を進め、全国の店舗においても計画的に脱炭素に向けて取組みを進めており、波及性・継続性など総合的な観点からも、緩和分野において最も優良な取組みであると判断した。 | - |
適応分野 | 大阪シティバス株式会社
| (活動の名称) バス停留所における猛暑対策の取組み (受賞理由) 猛暑対策として、バス停留所において、温度抑制ベンチの設置や緑化対策を実施したことにより、多数の利用者に対する暑熱による影響の軽減に、大いに貢献しているものと評価できる。 また、バス停の多くは道路上にあることから、ミスト等の設置には許可が必要などの課題があるが、その課題に対して私有地に設置するなど工夫が見られ、刷新性・波及性など総合的な観点からも、適応分野において最も優良な取組みであると判断した。 | − |
<優秀賞>
分野 | 事業者/事業所名 | 活動の名称・受賞理由 | 推薦者 |
---|
緩和分野 | 株式会社光明製作所/リユーズ工場
| (活動の名称) 地球温暖化防止への取組み (受賞理由) 省エネ診断結果に基づき、着実にCO₂を削減するとともに、使い終わった水道用高密度ポリエチレン管を洗浄、殺菌して再利用するリユーズシステムの開発・運用により、ライフサイクル全体でのCO₂削減に大いに貢献しているものと評価できる。 また、運搬にかかるCO₂を削減するために首都圏に拠点を設け、本格稼働にむけた取組みを進めており、波及性・持続性など総合的な観点からも、優良な取組みであると判断した。 | (一財)大阪府みどり公社 |
緩和分野 | 南海電気鉄道株式会社
| (活動の名称) カーボンニュートラルを目指したグループ一体の取組み (受賞理由) グループ全体として、2030年度2013年度比46%削減、2050年CO₂排出実質ゼロを目標に掲げ、7年間で10万トン以上のCO₂を削減しており、府域の温室効果ガス削減へ多大な貢献をしたものと評価できる。 また、TCFDへの賛同、遊休地や駅のホーム上を利用した太陽光パネル設置、自社所有林を活用したJクレジットの創出など脱炭素にむけた様々な取組みを進めており、波及性・継続性など総合的な観点からも、優良な取組みであると判断した。 | − |
適応分野 | 大塚製薬株式会社
| (活動の名称) ポカリスエットアイススラリーの開発・販売と熱中症対策の普及啓発 (受賞理由) 猛暑対策として、ポカリスエットアイススラリーという自社製品を活用し、公民連携による熱中症予防の普及啓発を実施しており、教育現場や作業現場における暑熱による影響の軽減に大いに貢献しているものと評価できる。 また、公民連携自治体数も非常に多く、継続性・波及性など総合的な観点からも、優良な取組みであると判断した。 | おおさか気候変動適応センター((地独)大阪府立環境農林水産総合研究所内) |
<特別賞>
分野 | 事業者/事業所名 | 活動の名称 | 推薦者 |
---|
緩和分野 | グリコマニュファクチャリングジャパン株式会社/大阪工場 | CO₂削減 〜CO₂ゼロへの挑戦〜 | − |
緩和分野 | 株式会社中日本冷蔵・太平製氷冷蔵株式会社 | 温室効果ガス削減への取組み | (一財)大阪府みどり公社 |
緩和分野 | 株式会社ラウンドワン
| 多店舗における快適性を維持した持続的な省エネ事例 | ダイキン工業株式会社 |
適応分野 | ケイミュー株式会社
| WBGT計測器導入による熱中症未然防止 | − |
令和3年度おおさか気候変動対策賞(公募型部門)の取組の概要はこちら[PDFファイル/2.5MB]
令和3年度 おおさか気候変動対策賞(届出の評価結果に基づく顕彰)の受賞の概要
大阪府温暖化の防止等に関する条例に基づき届出された実績報告書のうち、計画期間(2018年度から2020年度)の最終年度(2020年度)の評価結果が最良である事業者について以下のとおり表彰します。
事業者名 | 温室効果ガスの排出の量の削減実績 (2017年度比2020年度実績) |
---|
アジア太平洋トレードセンター株式会社 | 19.9%(排出量ベース) |
株式会社エスラインギフ | 8.4%(原単位ベース) |
小野薬品工業株式会社 | 14.7%(原単位ベース) |
大阪ターミナルビル株式会社 | 18.4%(原単位ベース) |
関電不動産開発株式会社 | 9.3%(原単位ベース) |
住友商事株式会社 | 17.1%(原単位ベース) |
中山鋼業株式会社 | 10.3%(原単位ベース) |
三井住友信託銀行株式会社、住友商事株式会社 | 14.5%(原単位ベース) |
学校法人桃山学院 | 30.5%(排出量ベース) |
特別賞:令和3年度おおさか気候変動対策賞特別賞(愛称:“涼”デザイン建築賞)」の表彰建築物一覧はこちら
令和3年度 おおさか気候変動対策賞表彰式を実施しました!!
〇令和4年3月9日(水曜日)に知事出席のもと、「おおさか気候変動対策賞」大阪府知事賞の表彰式を行いました。
〇令和4年3月15日(火曜日)に田中副知事出席のもと、「おおさか気候変動対策賞」優秀賞、特別賞の表彰式を行いました。
左から順に、おおさか気候変動対策賞(公募型部門)受賞のみなさま、おおさか気候変動対策賞(届出の評価結果に基づく顕彰)受賞のみなさま、おおさか気候変動対策賞(愛称“涼”デザイン建築賞)受賞のみなさま
令和2年度 おおさかストップ温暖化賞 受賞者(50音順)
<大阪府知事賞>
小野薬品工業株式会社 水無瀬研究所 | 温室効果ガス削減実績(令和元年度) 削減率(原単位ベース) 9.0%(平成30年度比) 受賞理由 LED照明や太陽光発電システムをはじめ、低風量型(プッシュ・プル型)超高速VAV(可変風量)式局所排気装置やインバーター式モジュールチラーの導入など、省エネ・省CO2化が難しい研究・実験施設において先進的かつ継続的に取組みを進めている。 また、供給される電力の一部を再生可能エネルギー由来のCO2フリー電力に切り替えて、大幅な削減を達成している。 このように、設備導入等による省エネ・省CO2に加え、再生可能エネルギーなどCO2排出の少ない電力を選択することは、今後、他の事業者にも広めていくべき重要な取組みである。 さらに、研究部門や管理部門の各代表者による会議にて、エネルギー使用量等の情報を共有するとともに、環境委員会での全社的なエネルギーマネジメント体制についても他の模範となる取組みで あり、総合的に最も優れたものである。
詳細はこちら [PDFファイル/105KB] |
<優秀賞>
イオンモール株式会社
| - 温室効果ガス削減実績(令和元年度)
削減率(原単位ベース) 4.6%(平成30年度比) - 受賞理由
2020年度に2010年度比50%削減の省エネを目指した店舗全体での不断の省エネ・省CO2への努力及びEV充電器設置(増設)やCO2フリー電力の購入など先端的な取組みを行っている。 様々な対策を幅広く継続的に実施しており、各対策が他の事業者の参考となる波及効果の高い取組みを行っている。
詳細はこちら [PDFファイル/93KB] |
医療法人仁和会 和田病院
| - 温室効果ガス削減実績(令和元年度)
削減率(排出量ベース) 39.2%(平成30年度比) - 受賞理由
外部機関による省エネ診断を受け、その診断結果を踏まえ、空調関連設備の更新、照明のLED化などの省エネ・省CO2改修を行うとともに、低炭素型電気事業者への転換などにも取り組み、大幅な削減効果を出しており、他の事業者に対しても波及効果の高い模範的な取組みを行っている。
詳細はこちら [PDFファイル/96KB] |
タカラベルモント株式会社 TB-SQUARE osaka
| - 温室効果ガス削減実績(令和元年度)
削減率(排出量ベース) 6.9%(平成30年度比) - 受賞理由
全社的な組織として、CO2削減実施体制を確立し積極的に取り組んでいる上、空調機の集中コントロールを核とした省エネ対策については、他事業者への波及効果が期待できる。 また、CO2センサーと連動した換気運転の管理など快適性を損なわない空調に関する様々な取組みは先進性がある。
詳細はこちら [PDFファイル/93KB] |
<特別賞>
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 | ・温室効果ガス削減実績(令和元年度) 削減率(原単位ベース) 12.3%(平成28年度比) |
大阪府市町村職員共済組合 | ・温室効果ガス削減実績(令和元年度) 削減率(排出量ベース) 13.8%(平成28年度比) |
株式会社関電エネルギーソリューション | ・温室効果ガス削減実績(令和元年度) 削減率(原単位ベース) 7.5%(平成28年度比) |
地方独立行政法人堺市立病院機構 | ・温室効果ガス削減実績(令和元年度) 削減率(排出量ベース) 10.7%(平成28年度比) |
第一三共株式会社 | ・温室効果ガス削減実績(令和元年度) 削減率(排出量ベース) 11.9%(平成28年度比) |
株式会社ロフト | ・温室効果ガス削減実績(令和元年度) 削減率(原単位ベース) 21.9%(平成28年度比) |
特別賞:令和2年度おおさかストップ温暖化賞特別賞(愛称:“涼”デザイン建築賞)」の表彰建築物一覧はこちら
これまでの受賞者一覧はこちら [PDFファイル/350KB] [Excelファイル/24KB]
このページの作成所属
環境農林水産部 脱炭素・エネルギー政策課 気候変動緩和・適応策推進グループ