よくあるご質問

更新日:2020年2月3日

よくあるご質問

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  Q エタノール混合ガソリンはエンジンに良くないと聞いたのですが、大丈夫ですか?

  A 過去にアルコールが大量に含まれた燃料が販売され、車両に不具合が出るなど
    問題になりました。国と自動車業界は、この問題を解決するために混合しても
    問題の無い濃度について検討を重ね、「エタノール3%以下」の混合であれば、
    既存の自動車でも問題なく利用できると結論を出し、レギュラーガソリンの規格
    として定めました。
    E3はこの規格を守っているため、通常のレギュラーガソリンとまったく同品質であり、
    エンジンにも問題はありません。

     

用語に関するご質問

地球温暖化に関するご質問

E3の製造に関するご質問

E3の利用に関するご質問

用語に関するご質問

「エコ燃料」とは何ですか?

いわゆるカーボンニュートラルであるバイオマスを原料として生産されたバイオエタノール 等の燃料は、これまで再生可能燃料と呼ばれていました。
これをもう少し分かりやすい用語 とするため、環境省では『生物資源であるバイオマスを加工処理して得られる再生可能燃料』 を「エコ燃料」と定義しています。

「カーボンニュートラル」とは何ですか?

バイオマスを原料とするバイオエタノール等の燃料は、植物がその成長過程において大気中 の二酸化炭素(CO2)を吸収したものであり、バイオマスが再生産される限りにおいては、 バイオマスを燃焼しても大気中の二酸化炭素は増加しません。これをカーボンニュートラル と言います。

「E3」とはなんですか?

バイオエタノールをガソリンに3%混合したガソリン燃料のことです。Eはエタノール (Ethanol)を意味し、後の数字はバイオエタノールの混合の割合を%で示します。
海外ではE10やそれ以上の混合割合の燃料が使われている例があります。

「E3」と「バイオガソリン(バイオETBE配合ガソリン)」とは何が違うのですか?

両者とも二酸化炭素(CO2)削減のためにバイオエタノールを利用したガソリンで、混合されるバイオエタ ノールの量は、どちらも約3%で同じです。
しかし製造の方法が異なります。 「E3」は、バイオエタノールを直接ガソリンに3%混合したものですが、 『バイオガソリン(バイオETBE配合ガソリン)』はバイオエタノールを石油ガス(イソブテン)と化合して製造したETBE(エチルターシャーリーブチルエーテル)をガソリンに混合しています。

地球温暖化に関するご質問

「E3」は環境にやさしいガソリンと言われていますが、何が環境にいいのですか?

3%混合されているバイオエタノールは、いわゆるカーボンニュートラル(上記のQ参照) の考え方から、燃焼させても大気中の二酸化炭素を増加させません。
従って、通常のガソリ ンを利用するよりもバイオエタノールの3%分、ガソリン消費量を抑えることができ、化石 燃料を使用しない分、二酸化炭素の排出量を抑制できることから、「環境にやさしいガソリン」 と言われています。

「E3」を使用すると、どの程度の二酸化炭素を削減することができるのですか?

仮に年間10,000km走行する車で、燃費が10km/lならば、年間のガソリン使用量は1,000l/年、つまり1kl/年となります。 E3をこの量使ったとすると、このうち3%は二酸化炭素(CO2)排出量をカウントしません。
ガソリンのCO2排出原単位2.322t- CO2/klで計算すると
 2.322t-CO2/kl×1kl×0.03=0.06966t-CO2/年=約70kg/年
の削減となります。
E3を利用するで、ガソリン使用量の3%分に相当する二酸化炭素を削減することができ、具体的には、E3を1L利用することで、69.6 CO2-gの排出量が削減できます。
これは、40W型蛍光灯を5時間節電したときの二酸化炭素(CO2)排出削減効果と同じです。

E3の製造に関するご質問

なぜ、3%しか混合しないのですか?

「E3」は、「揮発油等の品質確保に関する法律」(品確法)に定められた規格に合致する レギュラーガソリンです。
品確法では、現在使用されている通常のガソリン自動車で、レギュラーガソリンとして利用できるのは、エタノール混合率で約3%が上限と定められています。 
ただし、2012年に関係法令等が改正・施行されたことにより、「E10対応ガソリン車」にのみE10を給油することができるようになりました。

「E3」のガソリン税(揮発油税及び地方揮発油税)軽減措置について知りたい。

揮発油とバイオエタノール等を混和し製造された一定の揮発油(バイオエタノール等揮発油)について、ガソリン税(揮発油税及び地方揮発油税)を軽減する措置であり、平成30年3月31日まで実施されています。
詳しくは、こちらをご覧ください。 →ガソリン税(揮発油税及び地方揮発油税)軽減措置

E3の利用に関するご質問

従来のレギュラーガソリンと同様に給油しても問題ありませんか?

「E3」は、「揮発油等の品質確保に関する法律」(品確法)に定められた規格に合致するレギュラーガソリンですので、従来のレギュラーガソリンと同様にご利用いただけます。

ハイオクガソリン仕様車に「E3」を給油しても問題ありませんか?

ハイオク仕様車への「E3」の使用は適しません。
ハイオク仕様車は、ハイオクガソリンに最適化されて設計されていますので、ハイオクガソリンを使用してください。

従来のレギュラーガソリンと比較して、「E3」の燃費は変わりますか?

3%混合させるエタノールは、ガソリンに比べ熱量が約60%程度ですので、理論的には 少し燃費は下がることが予想されますが、大阪府が2004年度から2006年度に実施したE3技術開発実証事業の調査では、レギュラーガソリンと「E3」の燃費はほとんど同じでした。

「E3」を使用した場合に、自動車にノッキングの増加などの乗り心地の悪化や、故障の増加など悪影響は出ませんか?

大阪府が、2004年度から2006年度に実施したE3技術開発実証事業のアンケート調査では、始動や 加速などの性能は「ほとんど同じ」、全体的なのり心地等は「変わらない」という回答が 最も多い結果となっています。

「E3」は従来のガソリンと比較して、見た目や臭いの違いはありますか?

特に違いはありません。大阪府が2004年度から2006年度に実施したE3技術開発実証事業のアンケー ト調査では、「気にならない」という意見が多数でした。

「E3」を給油する際、事前登録など特別な手続きが必要ですか?

 特別な手続きは必要ありません。従来のレギュラーガソリンの給油と同様です。
(平成19年度から23年度に実施した社会実験では、E3協力車両の事前登録を行っておりましたが、現在は不要です。)

このページの作成所属
環境農林水産部 脱炭素・エネルギー政策課 気候変動緩和・適応策推進グループ

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