文字が読みにくい、文字による読書が困難な方へさまざまな読書の方法及び情報を紹介します

更新日:2024年3月21日

文字が読みにくい、文字による読書が困難な方へさまざまな読書の方法及び情報を紹介します

 大阪府では、「読書バリアフリー法(正式名称は「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」といいます。)」の成立に伴い、「大阪府視覚障がい者等の読書環境の整備の推進に関する計画(読書バリアフリー計画)」を令和3年3月に作り、文字が読みにくい方、文字による読書が困難な方も、読書が楽しめる環境をめざしています。
このページでは、みなさんが読書を楽しめるよう、読書に関する情報を紹介します。

いろいろな本や読書の方法があります

大活字本、拡大読書器

 大活字本とは、文字の見えにくい方にも読みやすいように字や図を大きくした図書です。
 拡大読書器とは、文字を大きく表示する読書を支援する機器です。紙面をそのまま拡大表示するだけでなく、コントラストを協調した白黒表示、白黒反転表示等を行えるなど、いろいろな拡大読書器があります。

点字図書

 点字図書とは、指でさわって読めるように、点字で記された図書です。
 点字とは6つの点の突起を組み合わせて、文字や記号、数字、アルファベットを表したものです。

 点字で表す50音などのしくみについては、こちらをご覧ください                              

デイジー図書

 デイジー図書とは、本や雑誌の内容を音声で記録した図書です。
 目次から、読みたいページに移動することや再生スピードを変えることができます。 デイジー図書には、音声だけで製作された音声デイジーの他に、画像が表示され、 読み上げている文字がハイライトされるマルチメディアデイジーがあります。デイジー図書を聞くには、専用の再生機器か再生ソフトが必要です。

<参考>
 当課作成の、地域で学ぶ入門期からの日本語学習教材「きいて まねして はなして - 「わたしたちが語る」20のエピソード-」を、多言語絵本の会(Multilingual Picture book Club)Rainbowが音声教材として作成し、ホームページに掲載されていますのでお試ください。

 日本語学習教材 きいて まねして はなして - 「わたしたちが語る」20のエピソード(外部サイト) こちらは専用の再生機器か再生ソフトがなくても視聴できます。

対面朗読(リーディング)

 対面朗読(リーディング)とは、視覚障がいなどにより活字による読書が困難な方に、本や雑誌を、専門の朗読者が音読するサービス(対面朗読)です。

LLブック

 LLブックとは、知的障がい、学習障がいなど通常の活字図書の利用が困難な人にも理解できるように、図や写真を多く使うなどの工夫をして書かれた本のことです。
  ※LLブックのLLとは、スウェーデン語のLattlastの略語で、「やさしく読める」という意味です。

さわる絵本・布の絵本

 さわる絵本とは、さまざまな材料を用いて盛り上がった形の挿絵を作り、それを貼り付けるなどして、指でさわって絵が分かるようにした絵本です。
 布の絵本とは、さわる絵本の一種で、厚地の台布に絵の部分を縫い付けたり、貼り付けたりし、マジックテープやボタン、ファスナー、紐等を用いて、留めたり、外したり、結んだりできるようにした絵本です。

多言語絵本

 多言語絵本とは、日本語の絵本や外国語の絵本などいろいろな言語の絵本のことです。
 絵本の中には、日本語の絵本をいろいろな外国語に翻訳した絵本や、外国語の絵本を日本語に翻訳した絵本などがあります。
 大阪府立中央図書館に多言語絵本がありますので、図書館までお問い合わせください。

 また、大阪府では、外国にルーツのある子どもに対して、本を自由に読むことができる環境を提供するために「多言語読書活動推進事業」を実施しており、
「いろいろなことばで、どくしょをたのしもう! 」で、おすすめの絵本や絵本の楽しみ方を紹介していますのでご覧ください。

図書館に行くことがむずかしい方には

 図書館に行くことがむずかしい方には、本の郵送貸出サービスを行っている図書館もあります。
 また、インターネット経由で利用できるサービスもありますのでお近くの図書館にご相談ください。

大阪府立図書館での取組み

○対面朗読サービス(オンラインでも行っています)や点字図書・録音図書の提供、パソコンの利用支援サービスなどを実施しています。
  また、来館がむずかしい方向けの郵送貸出などを  行っています。

  大阪府立図書館(障がい者サービスのページ)ホームページアドレス(外部サイト)

○府立図書館が所蔵している資料は、国立国会図書館等、他館から取り寄せ、またはデータのダウンロードにより提供しています。 

○府内の公共図書館から貸出依頼のあった府立図書館の資料を週1回、車で届けるサービスも実施しています。

○大阪府立中央図書館は、だれもが安全で使いやすい施設となるように、施設・設備面のバリアフリー対策を行っています。 
  大阪府立中央図書館における施設・設備面のバリアフリー対策についてはこちら [PDFファイル/50KB]

○大阪府立中之島図書館に来館の際には…
 ・車いすの方は、建物西側正面大階段両脇の出入口から入館し、係員にお申し出ください。ご案内いたします。
 ・障がい者用トイレについては、1階に設置しています。  

大阪府立図書館でのイベント情報

・大阪府立中央図書館 バリアフリー映画会(令和5年9月30日(土曜日))「大奥永遠〜〜右衛門佐・綱吉篇」を上映しました

・大阪府立中央図書館 「見て、聴いて、さわって楽しむ読書の世界」を令和5年7月28日(金曜日)と29日(土曜日)に開催しました

  
 大阪府立図書館の催し物案内カレンダー(外部サイト) ※読書イベント以外の催し物も掲載されています。

大阪府内の公立図書館でのイベント情報

大阪市中央図書館「第19回LLブックセミナー」を令和6年3月24日(日曜日)に開催します。(外部サイト)

枚方市立図書館からのお知らせ(各種行事のご案内)。(外部サイト)


公共図書館

大阪府立図書館は2か所あります。また、各市町村が設置した図書館・図書室があります。

府立図書館名

所在地

電話番号

ホームページアドレス

中央図書館

東大阪市荒本北1-2-1

06-6745-0170(代表)

https://www.library.pref.osaka.jp/site/central/

中之島図書館

大阪市北区中之島1-2-10

06-6203-0474(代表)

https://www.library.pref.osaka.jp/site/nakato/

○大阪府域市町村図書館名簿 府域市町村図書館名簿(外部サイト)

○大阪府域市町村図書館が所蔵しています図書や、障がい者読書支援機器等の設置状況につきましては、ご利用される図書館にお問い合わせください。

点字図書館

点字図書に限らず音訳による録音図書の貸出や製作を行っています。
大阪府内には4か所の点字図書館があります。

点字図書館名

所在地

電話番号

ホームページアドレス

大阪府立福祉情報
コミュニケーションセンター点字図書館

大阪市東成区中道1-3-59
大阪府立福祉情報
コミュニケーションセンター内

06-6748-0611
(直通)

http://osakacommunication.com/
大阪市立早川福祉会館
点字図書室

大阪市東住吉区南田辺1-9-28
早川福祉会館3階

06-6622-0123
(直通)

http://www.lighthouse.or.jp/hayakawa/
堺市立健康福祉プラザ
視覚・聴覚障害者センター
堺市堺区旭ヶ丘中町4-3-1

072-275-5024
(代表)

http://www.sakai-kfp.info/html/eareye_index.html
社会福祉法人
日本ライトハウス情報文化センター
大阪市西区江戸堀1-13-2

06-6441-0015
(代表)

http://www.lighthouse.or.jp/iccb/


サピエ図書館

視覚障がい者を始め、 目で文字を読むことが困難な方々に対して、さまざまな情報を点字、音声データなどで提供するネットワーク図書館です。
自宅にいながら、全国約220の加盟施設・団体が登録した50万件に及ぶ点字・録音図書目録の検索をはじめ、点字データ、デイジーデータなどのダウンロードもできます。

 サピエ図書館のホームページへ(外部サイト)

国立国会図書館

国立国会図書館は、国会に属する唯一の国立の図書館です。
点訳図書データ・デイジー図書データ・テキストデータ・EPUB形式の電子書籍などの送信サービスを行っています。

 国立国会図書館のホームページへ(外部サイト)

青空文庫

青空文庫とは、著作権が消滅した作品や著者が許諾した作品のテキストを公開しているインターネット上の電子図書館です。

 青空文庫のホームページへ(外部サイト)

このページの作成所属
教育庁 市町村教育室地域教育振興課 社会教育グループ

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