古市古墳群の最北端にある前方部を南東に向けた前方後円墳です。明治45年には後円部で竪穴式石槨が発見され、巨大な長持形石棺や鏡、銅鏃などの副葬品が出土しました。
副葬品の種類や埴輪の特徴から、古市古墳群最古の4世紀後半に造営されたことがわかります。二重の濠を持ち外堤にも葺石を施しており、濠内の島状遺構から重要文化財に指定された3体の水鳥形埴輪が出土しました。これらの状況は大王陵としてふさわしく、古市古墳群内では初代の大王陵と考えられます。
後円部の北側は古墳見学の拠点となり、展示施設やトイレを備えたガイダンス棟「まほらしろやま」を設けています。ガイダンス棟は、10時から5時までの開館で、月・火曜日が休館ですが、トイレは使用できます。また、季節ごとに菜の花、コスモスを植えた草花園やハス池、菖蒲園、梅園などもあります。
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教育庁 文化財保護課 文化財企画グループ
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