土塔は奈良時代の僧行基が建立したとされる四十九院のひとつ、大野寺の境内に築かれた仏塔です。その名のとおり土で造られた十三重塔で、発掘調査によって一辺の長さ53mの規模で、全面に瓦を葺いていたことがわかりました。
平成20年12月に整備工事が完了し、瓦葺や瓦積基壇、立体模型によって創建時の姿をしのぶことができるようになりました。また、粘土の塊を積み上げた特異な構築方法がわかる土層の展示や発掘調査の状況を再現したエリアも設けています。
隣接する土塔町公園と一体となって、サザンカ・クチナシ・サルスベリなど、季節の花木を楽しみながら、気軽に歴史を学べる憩いの場として整備をしています。
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教育庁 文化財保護課 文化財企画グループ
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