泉州普及だより 令和3年12月発行 第103号 ●水なす研究会(仮称)に入りませんか? 泉州水なすは、大阪を代表する特産農産物であり、収益性も高いことから泉州地域の農業経営において最重要品目の一つとなっていますが、栽培管理への投下労力が大きく、栽培面積の拡大は容易ではありません。泉州水なすの産地強化のためには、生産量を確保していくことが重要ですが、栽培面積の拡大が難しいなか、生産量の維持・拡大を図るためには、一般的な栽培技術の向上に加えて、面積当たりの収量向上につながる新たな技術や省力化技術等の導入が必要です。泉州地域では、炭酸ガスと自動換気の複合環境制御技術等を導入し、加温促成栽培で20t/10aを超える収量を達成した生産者も現れていることから、当事務所では、水なす生産者が参画する勉強会組織「水なす研究会(仮称)」を立ち上げ、収量増加や栽培の省力化につながる優良技術や成功事例の共有と早期普及を図っていきます。 ◆水なす研究会とは 水なす加温栽培を行っている生産者どうしで生育データや施設内の環境情報を共有・活用し、 相互に栽培技術を向上させていく勉強会組織です ◆こんな生産者の方におすすめ 「とにかく水なすの収量・品質を上げたい方」 「他の水なす生産者と栽培方法や生育等を比較したい方」 「ハウス内の環境データを測定して、栽培技術の改善につなげたい方」 「環境制御技術に興味がある方」 ◆活動内容(予定) ①各施設の生育調査(普及指導員と営農指導員が概ね10日ごとに訪問) ②各施設の環境モニタリング(温度、湿度、CO2濃度、日射など)※施設数に上限あり ③参加者で①②を共有し、他ほ場との比較を通じて栽培技術の改善を行っていきます ④優良な栽培管理技術については、講習会等を通じてお知らせしていきます  ※各ほ場の収量データを関係機関にご提供いただき、分析に活用します  ※共有する①、②のデータは、生産者氏名を伏せて番号で共有します(取扱注意の上、関係機関のみで使用します) ◆対象者 水なすの加温栽培を行い、対象施設の生育、収量データを提供していただける方 ◆参加申込方法 参加申込書(右QRコード参照)に必要事項を記入の上、メールもしくはファクシミリで お申し込みください ●泉州の冬の農産物を楽しもう! お好み焼きにぴったりの野菜、部屋を華やかに彩る花、こたつで食べたくなる果物など・・・泉州には、寒い冬でも心が温かくなる ような、魅力的な農産物がたくさんあります。今回は、その一部をみなさまにご紹介します。 ◆泉州キャベツ 冬の寒さで甘みを増したキャベツ料理は絶品です! 12~1月の泉州キャベツの主流品種は「松波」です。ずっしりと重みがあり、しっかりと詰まっていて、市場でも高い評価を受けています。 ◆フリージア アヤメの仲間で、明るい色彩と甘い香りが魅力です! 和泉市、泉南市を中心に栽培されています。施設で加温などをして11~4月上旬にかけて出荷され、3月に出荷のピークを迎えます。春の訪れを告げる花として人気があります。 ◆かんきつ類 陽の光を浴びてすくすく育った味わい深いかんきつ類をお楽しみください! 泉州管内では、温州みかんを中心に、様々なかんきつ類が栽培されています。収穫時期の違う品種や、貯蔵も組み合わせながら、3月頃まで出荷されます。 ●泉州管内の最新の農業情報はこちらからもご覧いただけます! ◆「大阪府泉州農と緑の総合事務所公式Facebook」をご存じですか? 農業者のみなさまに役立つ情報や、旬の農作物の情報なども掲載していますので、ぜひご覧ください! Facebook https://m.facebook.com/senshunomido/ ◆大阪産(もん)をご存じですか? 大阪府では、府内で採れた農林水産物とそれらを原材料にした加工品を「大阪産(もん)」としています。 大阪産(もん)ロゴマークを使用してみませんか?使用申請については下記HPをご覧ください!  Facebook http://www.pref.osaka.lg.jp/ryutai/osaka_mon/logo.html 大阪産(もん)Twitterや公式Facebookでも、最新の情報をご覧いただけます! Twitter 右のQRコードからご覧いただけます。アカウントは「@oskmonfan」です。 Facebook https://www.facebook.com/oskmonfan