泉州普及だより 令和元年12月発行 第95号 ●若手女性農業者のネットワーク「あぐりね泉州」が誕生しました!〜皆で作った親子ピクルス教室〜 女性農業者は農業従事者の約半数を占める重要な担い手です。特に若手女性農業者は次世代の経営を担う重要な存在であるとともに、地域農業を盛り上げる役割も期待されています。しかし、これまで管内の若手女性農業者が互いに学び、交流する機会はほとんどありませんでした。 そこで、農の普及課では研修会や交流会の開催を通じて、若手女性農業者の交流を促進してきました。今年、こうした活動の中で生まれたネットワーク「あぐりね泉州」が、8月24日(土曜日)に無印良品イオンモール堺北花田(以下、無印良品)にて、結成式とPRイベント「親子ピクルス教室」を開催しました。 イベントは、当課の声掛けのもと「あぐりね泉州」の有志が主体となって企画し、無印良品と話し合いを行いました。その結果、自分たちと同世代の小さい子どもを持つ母親に地元野菜の魅力を知ってほしいという思いから、メンバーが普段から行っている野菜の保存方法を紹介するイベント「お母さん農家に教わる野菜との上手なつきあい方 親子ピクルス教室」を行うことにしました。また、より多くの方に泉州の農産物に親しんでもらうため、メンバーが栽培する野菜を持ち寄ったミニマルシェを同時開催することにしました。 当日はイベントに先立って「あぐりね泉州」の結成式を行い、一人ずつ決意表明をしました。メンバーからは「地元農業の魅力を発信できるよう頑張りたい」という熱い声が挙がりました。 親子ピクルス教室には大阪市内、堺市内を中心に12組が参加しました。メンバーは参加者のテーブルを回って丁寧に作り方を教えており、「ピクルスにお勧めの野菜は?」「保存方法は?」といった、参加者の質問に丁寧に答えていました。また、ミニマルシェでは水なす、ゴーヤ、自家製粉の小麦粉などが並び、好評のうちに終了しました。 「あぐりね泉州」のメンバーからは「マルシェがたくさん売れてよかった」「とても楽しかった。また何か企画したい」などの声が聞かれ、早くも次回への意欲が見られました。 当課では引き続き「あぐりね泉州」の活動を支援していきます。今後の彼女たちの活躍にご期待ください。 また、「あぐりね泉州」は新しい仲間を募集しています。活動に関心をもった泉州管内の若手女性農業者は、当課までお問い合わせください。 ●にんじん「彩誉」の新たな生産者グループ「彩誉会」設立! にんじん「彩誉(あやほまれ)」は、岸和田発の新しい特産品として、広く栽培されるようになり、様々な加工品が作られたり、イベントが行われたりしてきました。 さらに今年の4月には、新たな「彩誉」の生産者グループ「彩誉会」が設立されました。このグループは、より高品質な「彩誉」を生産し、「彩誉」のブランド力を向上させることを主な目的として、これまで生産の中心を担っていた岸和田4Hクラブのメンバーを核として8名の生産者で結成されました。栽培技術向上のために共同で畑を管理し、大手量販店等への共同出荷や栽培・収穫体験の実施、知名度向上のためのPR活動や商談会への参加による販路開拓等の様々な活動を行うことにしています。 農の普及課では、円滑にグループの結成・運営が行われるように、設立前から活動内容についての打ち合わせや、グループの規約の整備などを支援してきました。 「彩誉」は、これからがまさしくシーズンです!9月に種まきをしてから収穫の始まる12月頃まで、丹精込めて栽培された「彩誉」が、愛彩ランドを始めとした直売所や地元スーパーなどに並びますので、その美味しさをぜひ味わってください。 ●大阪産(もん)公式Twitterが誕生しました! 大阪産(もん)・大阪産(もん)名品に関する「おいしい・たのしい」情報をお届けします!「#(ハッシュタグ)大阪産」で、一緒に大阪産(もん)を盛り上げましょう! アカウントは「@oskmonfan」です。右のQRコードからもご覧いただけます。 Facebookやメールマガジンもぜひご覧ください! 大阪産(もん)公式Facebook:https://www.facebook.com/oskmonfan 大阪産(もん)ファン通信(メールマガジン):http://www.pref.osaka.lg.jp/ryutai/osaka_mon/mail-magazine.html