泉州普及だより 平成29年10月発行 第86号 ●店舗間の連携強化による、農産物直売所の活性化を目指して 泉州管内にある農産物直売所は、「府民に新鮮な大阪産(もん)を供給する地産地消の拠点」として地域に定着し、地元農業を支える上で大きな役割を果たしています。 一方、農産物直売所が消費者にとってより魅力あるものとなるためには、それぞれの直売所の差別化やPR力の強化、品揃えの充実等、多くの課題があることから、平成27年度に「農産物直売所連絡協議会」を設置し、課題解決に向けた活動を行っています。 その一環として、農産物直売所間の連携により、直売所の魅力を向上させる合同キャンペーン「わくわく!大阪産(もん)直売所めぐり 地元のいいもん、探しに行こう 」を開催します。皆さんも、この機会にいろいろな直売所を巡り、各直売所の旬を味わってみてはいかがでしょうか。 農の普及課では、本キャンペーン以外にも合同研修会や先進地視察等を開催し、直売所の魅力アップに必要な知識を習得してもらうとともに、「直売所間で積極的に情報交換できる場」を提供することで、直売所の活性化を支援していきます。 ・農産物直売所合同キャンペーンわくわく!大阪産(もん)直売所めぐり 地元のいいもん、探しに行こう 期間は平成29年10月7日(土曜日)から 11月30日(木曜日)までです。 参加直売所で1,000円購入ごとに押印されるスタンプを5つ集めて応募すると、農産物や加工品、お食事券などの素敵な賞品が合計196名様に当たります。(特賞応募には、3か所以上の異なる直売所のスタンプが必要です。) キャンペーンオープニングには、大阪府広報担当副知事「もずやん」が登場します。 詳しくは、http://www.pref.osaka.lg.jp/senshunm/gyoumu/c_campaign_29.htmlまで。 ・参加直売所 鉢ヶ峯フラワー農園コスモス館(堺市) ハーベストの丘農産物直売所またきて菜(堺市) 道の駅いずみ山愛の里(和泉市) 葉菜の森(和泉市) JAいずみの 愛彩ランド(岸和田市) 奥貝塚彩の谷たわわ(貝塚市) ほの字の里(貝塚市) JA大阪泉州 こーたりーな(泉佐野市) せんなんわくわく広場サザンぴあ(泉南市) JA大阪南 あすかてくるで羽曳野店・河内長野店 ●シリーズ6次産業化にチャレンジ!第2回 水なすのおいしさを全国に!北野農園の挑戦! 北野公美(さとみ)さんは、家族で水なすを栽培する貝塚市の北野農園で、水なすの漬け物やじゃこごうこなどの製造・販売部門を担当しています。一年中水なすを味わってもらいたい、地元大阪の農産物を使ったお土産を作りたいとの想いから商品開発したのが、今回紹介するフリーズドライ技術を活用した「大阪お吸い物もなか」です。お吸い物もなかは、最中種の中に乾燥させた具材やダシを入れた加工品で、お湯を注ぐだけで具だくさんのお吸い物ができます。このお吸い物もなかを地元野菜で作れないかと考えたことが北野農園の挑戦の始まりでした。農の普及課や(地独)大阪府立環境農林水産総合研究所が加工業者とのマッチングや水なすの色や食感を残した加工法の開発などを支援し、北野農園で栽培した水なすを始めとする大阪の伝統野菜(天王寺蕪(かぶら)、大阪しろな、貝塚早生たまねぎ)を使った商品が完成しました。 今後は伝統野菜に限らず、北野農園のおいしい野菜を加工品でも味わってほしいと話されていました。御紹介した加工品は南海電鉄貝塚駅近くにある観光案内所「ぷらっと貝塚」で販売されるほか、今冬から北野農園のWebページでも販売される予定です。 ●泉州地域農業祭情報 第39回和泉市商工まつり(農林業祭&都市緑化・ 上下水道フェア)の開催日は10月21日(土曜日)、10月22日(日曜日)で、場所は和泉市池上曽根史跡公園です。 JAいずみの農業まつりの開催日は11月19日(日曜日)で、場所は和泉市池上曽根史跡公園です。 堺市農業祭の開催日は11月23日(木曜日、祝日)で、場所は堺市大仙公園です。 岸和田市農業まつりの開催日は11月23日(木曜日、祝日)で、場所は岸和田市立中央公園です。 第68回貝塚市農業祭の開催日は11月26日(日曜日)で、場所は貝塚市役所周辺です。 泉佐野市農業祭の開催日は12月2日(土曜日)で、場所はレイクアルスタープラザ・カワサキ広場 (泉佐野市泉の森広場)です。 第6回熊取ふれあい農業祭の開催日は12月3日(日曜日)で、場所は熊取町立中央小学校グラウンドです。